動画や音楽の視聴、ゲーミングといった用途やコスト、筐体サイズを重視するなど、自分好みの組み立てられるPC自作。ただ、その自由度の高さに比例して、パーツ選定にはある程度の知識や時間が必要になる。
そんなパーツ選定に悩まずに済むよう、秋葉原の主要パーツショップ店員に聞いたオススメパーツ構成を紹介。コスト重視の激安から、最新ゲームをヌルヌル表示でプレイできるゲーミング構成まで、さまざまなPC構成を毎月お届けしよう。
秋葉原や通販で、“○○○を快適に楽しめるPC自作パーツをサクッと買いたい!!”、“どんな構成が良いのか見当がつかない”といった人は注目してもらいたい。
Mini-ITXで組むハイスペックマシン
Mini-ITX規格のLGA 1151向けマザーボードのラインナップが徐々に増加し、コンパクトでハイスペックな“Skylake”PCを組めるようになっている。
TDP 35Wながら4コア/8スレッドで、クロック周波数2.8GHz、ターボ・ブースト時3.6GHzで動作する「Core i7-6700T」や、ミドルハイGPUを採用し、ボード長がMini-ITXマザーボード規格の170mm前後となるショートサイズのビデオカードなどを搭載する小型PCを自作したい。
シーケンシャルリード2000MB/s、ライト1000MB/sオーバーな爆速M.2 SSDのSamsung製「SM951」の入手性が向上しているのもポイント。OSブート領域として扱いやすいAHCIタイプに加えて、より高速なNVMeタイプも、秋葉原のPCパーツショップに並びはじめている。
さらにSamsung初のコンシューマー向けNVMe対応SSD「SSD 950 PRO」の発売が海外で近日スタート(米Amazonで11月1日発売予定)。国内でもメーカー保証付きの製品が近日購入可能になる予定だ。
というわけで今回は、第6世代のCore iシリーズの省電力モデルや、AHCIタイプのSamsung製「SM951」を在庫しているBUY MORE秋葉原本店に協力をお願い。PC自作の知識豊富で、同店のマザーボード担当でもある猪狩氏に、“コンパクト&ハイスペック”の2点を押さえたオススメ構成案を考えてもらった。
→次のページヘ続く (ゲームも遊べるハイスペックコンパクトマシン)

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