従業員の心理的傾向などを分析できる「ミツカリ」を体験してみた
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たくさんの人が集まって働く場合、価値観の共有は重要だ。もちろん、面接で確認するだろうし、日々のコミュニケーションで把握しているはず。しかし、言語化や数値化はしにくく、経営者のバイアスがかかっている可能性だって否定できない。そこで今回体験するのが「mitsucari(ミツカリ)」。2015年に創業したスタートアップで、個人のキャリア志向、価値観、パーソナリティーを分析してくれるサービスだ。
mitsucari | |||
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プラットホーム | ウェブ | 企業名 | 株式会社ミライセルフ |
代表取締役 | 表孝憲 | 設立 | 2015年5月 |
取引形態 | BtoB | 利用料金 | 12万円(税別)~/年 |
社員や応募者の心理的傾向を分析できる「ミツカリ」
「ミツカリ」は、社員もしくは応募してきてくれた人に適正クイズを受けてもらい、キャリア志向や価値観、パーソナリティーなどを総合的に分析するサービス。運営しているのは株式会社ミライセルフで、2015年5月に設立された。代表取締役社長の表孝憲氏は2014年にアメリカでMBAを学んでいた際、Googleのソフトウェアエンジニアとして働いていた経験を持つ井上真大氏とともに創業。現在は大阪に本拠を置き、開発を行なっている。
「ミツカリ」のサービスは2016年2月2日よりスタートした。心理学に基づく50問の適性テストを受けてもらい、その人の傾向を分析。会社全体の文化を把握したり、社長と社員のマッチングなどを確認したりできる。
小さな規模の会社であれば、社長は企業文化や社員の性格などは、当然のように把握していることだろう。応募者も面接でしっかり話すし、スタッフともコミュニケーションするのが経営者の努めだ。とは言え、人数が多かったり、複数の拠点があると毎日顔を合わせるというわけにもいかない。スタッフ同士の相性もあったりする。大手なら専門の部署を置いて面談などを定期的に行なうのだろうが、中小企業には難しく、なんとなく場当たり的に対応しているところも多いのではないか。
そんな社員の心理的傾向をわかりやすいデータで見せてもらえるなら、これほどありがたいことはない。とは言え、たった数10問の心理テストでそこまでの精度が出るモノなのか? という疑問もある。そこで、早速試してみることにした。
会社名とメールアドレス、パスワードを入力してアカウントを作成。登録画面が開いたら、名前とメールアドレスを入力して招待する。社員には、招待メールからURLを開いてテストに回答してもらう。PCでもスマホでもOKだ。
問題は50問、5~10分で気軽に回答できる
まずは、自分を招待してテストを受けてみた。問題は全部で50問。パート1の10問がキャリア志向のチェック。膨大なインタビューのデータから作り上げられたテストだ。パート2は人物の顔写真を表示して感情を判別するテスト。感受性を計測する。パート3は22問じっくりかけてパーソナリティーを測定する。これは長年研究されている分野でもある。最後に8問の論理クイズで、思考性をテストする。普通に回答しても5~10分で終わる程度のものだ。
最後の分析結果が表示されるが、ゲージは7段階。5段階で回答したそのままを表示しているわけではなく、同種のステータスを判別する複数の問題から算出しているという。
筆者は、「仕事内容重視で自立的で個人主義で快楽主義」とのこと。穏やか、とか安定主義など、自己分析とは違うような気もする点もあるが、おおむね納得。感受性スコアは5段階中3で、表情を読み違えたことにショックを受ける。思考性スコアは5だった。
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