筆者が初めて「Pebble」ウォッチを見たのは2012年頃だったと記憶している。そして翌2013年の5月には米国に住む友人に肩代わりして買ってもらった初代Pebbleの「Kickstarter Edition」を入手して本連載でも紹介した。
その後、世間では、俗にいう“Smart Watch ERA!”(スマートウォッチ時代)に突入し、バッテリーの持ちは最悪だが、鮮明な液晶を搭載し、公式に日本語をサポートした製品が登場。売れ筋スマホとの連携タイアップにより小さな市場を席巻し、飽きやすい性格の筆者はいつの間にかPebbleの存在は忘れ、引き出しの奥に……。
その後も、何人かの友人から最近のPebbleはよくなった、という話を聞かされても、それほど惹かれることもなく3年の年月が経ってしまった。
その間、ブラックカラーのKickstarterモデルは人に譲り、懲りることなくまたネットで見かけた一般商用版のレッドバージョンに惹かれて衝動買い。
念願の赤Pebbleをゲットしたとはいえ、その当時の日本語化と言えば、今もGoogle Playにある「PebbleNoti」や「PebbleNoti Pro」が唯一のアプリだった時代。
筆者は有料アプリのPebbleNoti Proを導入して使っていたが、いかんせん日本語をビデオに展開してビットマップ型式のページ書き換えで表示する仕組みは、お世辞にもスピーディーとは言えない感じだった。
しかし、ほかに日本語を表示する仕組みも手段もなく、やむなくしばらくは使っていたが、まがりなりにもキチンとした日本語表示のできるソニーやAndroidスマートウォッチが登場したのを機会に、Pebbleウォッチを使うことはなくなってしまった。
相変わらず日本市場と日本語化にはツレナイPebbleだが、今年になって、風の噂にPebbleウォッチの新機種の情報や日本語表示フリーソフトでいい物が登場したと聞いて、久しぶりに引き出しの奥から気に入っていた赤いPebbleウォッチを取り出してみた。
久々のPebbleウォッチは日本語環境が大進化!
まずは、PebbleウォッチとBluetooth連携するAndroidアプリを再導入してみようと試みた。どうも現在は、新旧2種類の連携アプリがあり、スマホには当然、新しいバージョンを導入したところ、Pebble本体のバージョンアップも行なうことになった。
筆者がPebbleを見限っていた間に登場したPebble日本語化アプリは、「日本語言語パック」という名称で最新バージョンは「PblCJK_J08_1.pbl」。
作者は韓国のCryingnekoさんという方で、最初にPebbleの「韓国語言語パック」を作って、その後、日本のPebbleユーザーさん達と一緒に日本語の言語パックを作られたそうだ。
スマホのブラウザーで日本語言語パック(PblCJK_J08_1.pbl)をダウンロード、指示にしたがって言語設定のところで「日本語」を選択するだけで、ほとんど自動的に日本語化Pebbleが実現する。
その設定のあまりの簡便さと、使い勝手のよさを初代の赤Pebbleで体感したら、今度はやけに現在売られている最新のPebbleウォッチが欲しくなって、アマゾンで販売されていた赤いラバーベルトの「Pebble Time」を約1万2000円で衝動買いしてしまった。

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