「DeskMini 110/B/BB」を触ってみた
期待度大のMini-STXフォームファクター。一度触ってみたいな~と思っていたら、オリオスペックのスタッフMさんから、「DeskMiniをベースにしたBTO PCをテストしているよ」とのお言葉が。さっそく同店に、お邪魔して組んだ状態を撮影、触らせてもらったので紹介しよう。
なお、オリオスペックで近日発売予定となっているBTO PCの「QUIESPEC Mini Cube SL」の標準構成はCPUが「Celeron G3900」で、500GBの2.5インチHDDや8GBメモリーを搭載。CPUクーラーにはNoctua「NH-L9i」を採用し、CPUやストレージのカスタマイズが可能。価格は税別で4万1000円を予定しているとのことだ。
Mini-STX規格の「DeskMini 110/B/BB」を使った自作で、重要になりそうな冷却面。インテル謹製ユーティリティーツール「Intel Extreme Tuning Utility」のCPU負荷テストを10分間ほど実行した際の各部温度を「HWiNFO」でチェックさせてもらった。
触らせてもらったオリオスペック「QUIESPEC Mini Cube SL」のテスト機は、CPUにTDPが51Wで2コア/4スレッド、3.7GHz動作の「Core i3-6100」を搭載。マザーボードのファンコントロール設定はサイレントモードを選択している。
テスト時の各部最高温度は、CPUが57度、マザーボードが44度、チップセットが56度を記録。テスト時間が短いが、やはりチップセットの温度が気になるところ。Type2280のNVMe M.2 SSDを搭載すると、チップセット上に発熱元が増えるので、M.2 SSDの搭載を考えている人は、ちょっと注意が必要かも。
ファン設定がサイレントモードだったのもあるが静音性は良好で、「NH-L9i」搭載ファンの回転数はCPU温度が57度に達した状態でも、アイドル時と同じ1100rpm台を維持し、ファンの動作音が気になることはなかった。
ファンコントロールのモードや搭載するCPUで異なるが、冷却性能と静音性に定評のあるNoctua「NH-L9i」は、「DeskMini 110/B/BB」との相性バッチリと言えるだろう。
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