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トイレの空き状況が1秒でわかる世界

2016年06月17日 18時00分更新

文● ガチ鈴木/ASCII STARTUP

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 東京都のコワーキングスペース“青山アクセラレーションセンター(ASAC)”で行なわれるスタートアップ、ベンチャー企業支援のためのアククセラレーションプログラム第2期のキックオフイベントが2016年6月14日に行なわれた。数多くの先輩起業家や大企業、ベンチャーキャピタリスト、メディア、法律などの専門家がメンターとして参加して、参加企業を5ヵ月間支援するプログラムだ。

成果にコミットするアクセラレーションプログラム

 “東京から世界に誇るリーディングカンパニーを生み出す”をコンセプトに、メディア掲載、資金調達、大企業との連携、売上の目標達成と成果にコミットすることを目的としたアクセラレーションプログラム。運営するトーマツベンチャーサポートやメンター陣が随時、密にメンタリングを行なっていく。今年3月に終了した第1期ではメンタリングの回数が約300回を超え、期間中に多くのベンチャー企業が収益のアップなど明確な結果を得ていたという。

 第2期は下記10社のベンチャー企業が参加する。

 家事代行サービス『タスカジ』を展開するブランニュウスタイル。中小企業の優れ技術とデザイナーを結び付け製品として提供するTRINUS。歯ブラシのブラシ定期配送サービス『BYTAPS』で新しい体験を提供するグレーアンドネイビー。製品のバーコードをスキャンするだけで商品の内容が多言語で表示される訪日向け観光客アプリ『LOOK』を提供するチャプターエイト。プロの保育士を派遣し託児所付きレストランなどを母親に提供するここるく。ペットのヘルスケアサービスをIoTデバイス『HACHI』で実現したペットボードヘルスケア。不正電波を監視する専用端末『BE BARRIER』で異常を検知できるセキュリティーサービスを提供するコーデセブン。IoT製品のプロトタイプを簡単につくれるIoTプラットフォーム(PssS)の提供するXSHELL。脳波のデータを感性に翻訳してあらゆるモノ・サービスに利用できるよう研究開発しているリトルソフトウェア。レストランやトイレなどあらゆる空席情報を集めてサービスに展開しようとしているバカン。

 以上の10社中7社がカタチは違えど、IoT、モノ、製品にまつわる企業が集まっている。

トイレが空いているか1秒で分かる新しい世界

 本プログラム開始の直前、6月8日に株式会社として設立したばかりのバカンは、世の中すべての空席情報をリアルタイムに収集して、新しいサービスを生み出すことをビジョンとして掲げているスタートアップ企業だ。空席情報検索プラットフォームを立ち上げ、その第1弾にトイレの空席情報をリアルタイムに利用者に届けるクラウド型IoTサービス『Throne(スローン)』を開発している。

 トイレ個室の平均利用時間は2分半だが、それが中でスマホを利用するようになって6分に延びてしまっているというデータがあるという……。バカンの河野剛進代表取締役社長は、トイレの個室の利用状況がわかることで「不幸がなくなる社会を目指していきたい」と意気込む。

 裏側では各個室にシンプルなセンサーを設置して、親機と接続するというシステムを構築する。トイレの話からつなげるのはなんだが、同様の仕組みでレストランなどの空き情報をリアルタイムで集めて、空席がわかるという予約とは少し違ったサービスも展開していけるという。

ペットヘルスケアのIoTサービス

 ペットボードヘルスケアの『HACHI(ハチ)』は、ネットワークカメラ、自動給餌機、マット式体重計の付いたIoTデバイスを中心に、動画視聴、遠隔からの餌やりアプリ、オンラインで獣医師への相談、月額配送のプレミアムペットフードで構成されるペットの衣食住を豊かにする包括的なサービスだ。ペットフードの定期購買を行なうことで、サービス自体は無料で提供される。

 6月に試作機が完成、アクセラレーションプログラムの期間中に販売を開始し、年内のローンチ出荷を予定している。本体のネットワークカメラで食事中のペットを撮影して、アプリに配信。それをソーシャルで共有するといった、飼い主にもうれしい機能などを搭載。また堀宏治代表は白銀でペットのトリミングサロンも展開している。

訪日外国人向け多言語変換アプリからコマースへ

 チャプターエイトの提供する訪日外国人向け多言語スマートフォンアプリ『LOOK』は、商品のバーコードをスキャンすることで商品の内容を英語、中国語、韓国語、インドネシア語など多言語で表示して、店舗での買い物を支援するインバウンド向けのサービスだ。サービス開始から4ヵ月、アジア、世界と日本をつなぐことを目的とする。

 さらに帰国してからも、アプリで調べた商品を購入できるような越境ECサイト『Jselection』でコマース事業へと転換させるようソリューションを構築する。代表の高野勇斗氏は5ヵ月間のプログラム期間で企業での目標達成のほかに、ダイエットも宣言。目標達成できなかった場合は丸坊主にするとのこと……。

■プログラム参加ベンチャー
ブランニュウスタイル
TRINUS
グレーアンドネイビー
チャプターエイト
ここるく
ペットボードヘルスケア
コーデセブン
XSHELL
リトルソフトウェア
バカン

■関連サイト
ASACアクセラレーションプログラム

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