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COMPUTEX TAIPEI 2016レポート 第52回

仮想空間であの柔らかな感触が味わえる!? COMPUTEX最新VRハード

2016年06月07日 21時28分更新

文● ジサトラ ハッチ

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Android搭載製品が増加中!

 数で言えば、最も手頃な価格で簡易的なスマホを装着して使うVRヘッドセットが多かったが、Android 5.1を搭載したVRヘッドマウントディスプレーもいくつか展示されていた。

 Android搭載型はバッテリー駆動を行ない、スマホやPCなしで動作するスタンドアローン型のデバイス。Androidで起動する魅力的なVRコンテンツが登場すれば、人気が上がるかもしれない製品だ。

VR3

 OSはAndroid 5.1、5インチ(1920×1080ドット)IPS液晶を採用したesens社のVRヘッドマウントディスプレー。Cortex-A17を採用したクアッドコアCPU(1.8GHz)、2GBメモリーと、16GB eMMCを備える。無線LANはIEEE802.11b/g/n、Bluetooth4.0。重量は406グラム、4000mAhのバッテリーを内蔵する。

 同社はOEM製品を取り扱っているため、後で見つけた中国企業bmornの「VRA002」(こちらはeMMC 32GBモデルもあるとのこと)と同じものと思われる。

本体上部には右に上下左右と決定、戻るボタン、中央にミニHDMI、マイクロUSBポート、左に電源、音量調節、メニューボタンを備える

本体下部にはマイクロSDカードスロットを搭載する

 実際に動画を視聴したが、GearVRよりやや落ちるが十分キレイな解像度で映像が楽しめた。GearVRには備わっていない音量調節など、操作ボタンが充実しているため、コントローラーがあった方が快適なアクションゲーム以外は、快適に操作できるように感じた。

Bluetooth接続のコントローラーも展示されていた。スティックと複数のボタンで操作が可能

側面にはiOS、Android用への切り替えボタン。前面には2つのトリガーボタンを備える。単4電池2つで駆動する

VRA003

bmorn社のVRヘッドセット。スペックはVRA002と同じ

操作ボタンが本体下部に移動。通常サイズのUSBポートを備えているのも特徴。駆動していなかったため、詳細は不明だが下部の穴はステレオスピーカーかも

MV-V5

 GearVRに似通った製品も発見。タブレット向けSoC、RK3288を内蔵した5.5インチLCD液晶を採用したMOTOSPEEDのVRヘッドマウントディスプレー。視野角は100度。OSは他の製品と同じく、Android 5.1。

ボタンの配置はやや異なるが、右側面にタッチパッドなどはGearVRに近い。左側面にはボタンを2つ備え、本体上部には視差調整ダイヤルを搭載する

TVR5501

 RK3288を搭載した5.5インチ(1920×1080ドット)液晶VRヘッドマウントディスプレー。視野角は92度。OSはAndroid 5.1。前面にはカメラを内蔵しているのが確認できる。

側面には瞳孔間距離調整用かダイヤルを備え、上部にはおそらく焦点調整用のダイヤル、左右にカーソル操作用と思われる上下左右のボタンを搭載する。中央のスロットはマイクロSDカード用かも。また、本体下部にはマイクロUSB、電源、戻るボタンなどを備えていた

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