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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第44回

最短90cm! ソニーの寄れるズームレンズ「FE 70-300mm」は手頃価格でかなり遊べる

2016年05月17日 12時00分更新

文● 林佑樹

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ブラブラ歩いて撮影してみた! 最短90cmがやはり小便利

 ブラブラと撮影をしているとき、寄って撮影したいと思うことは多々あるハズ。そんなとき望遠ズームだとレンズ交換をしなくてはならないのだが、SEL704300Gの場合はテレ端でも最短90cmまで寄れるため、そのあたりを気にしないで済む点が大きい。

 というわけで、以下はブラブラと撮影してきたデータになる。ボディーはα7で、DROオフ、クリエイティブスタイルはスタンダードの設定で、エクストラファインで撮影したものだ。

約90cmの距離から鈴を撮影したもの。当然ながら被写体の形状と画角はある程度の制限を受けるが、テレマクロ運用もできて何かと楽だ(絞り優先、1/500、F7.1、+0.7EV、ISO160、300mm)

約90cmの距離から鈴を撮影したもの。当然ながら被写体の形状と画角はある程度の制限を受けるが、テレマクロ運用もできて何かと楽だ(絞り優先、1/500、F7.1、+0.7EV、ISO160、300mm)

もうひとつボケ味のテスト。123mm状態で約1.1m先の被写体にフォーカスしてみた状態のもの(絞り優先、1/60、F8、ISO160、123mm)

もうひとつボケ味のテスト。123mm状態で約1.1m先の被写体にフォーカスしてみた状態のもの(絞り優先、1/60、F8、ISO160、123mm)

今回のテストは、夜景撮影用にいいかもなぁということで夜間が多いが、動物園などはもちろん、夜間撮影でも重宝するレンズだ(マニュアル、1.3秒、F8、ISO160、163mm)

今回のテストは、夜景撮影用にいいかもなぁということで夜間が多いが、動物園などはもちろん、夜間撮影でも重宝するレンズだ(マニュアル、1.3秒、F8、ISO160、163mm)

思いっきり趣味カット(マニュアル、1.3秒、F8、ISO500、300mm)

思いっきり趣味カット(マニュアル、1.3秒、F8、ISO500、300mm)

ほぼワイド端73mmで撮影してみたもの。テレ端と感覚をほとんど変える必要はまずないだろう。とても扱いやすい(マニュアル、5秒、F9、ISO200、73mm)

ほぼワイド端73mmで撮影してみたもの。テレ端と感覚をほとんど変える必要はまずないだろう。とても扱いやすい(マニュアル、5秒、F9、ISO200、73mm)

描写性能が良好なので、通路撮影が多い人にはすごくうれしいかもしれない (マニュアル、8秒、F7.1、ISO200、120mm)

描写性能が良好なので、通路撮影が多い人にはすごくうれしいかもしれない (マニュアル、8秒、F7.1、ISO200、120mm)

夜景での撮影を見ると、光芒は大人しめ。前ページで触れているように300mmに近いほど自由雲台では辛いものがあるが、100~200mmあたりならばOK(マニュアル、1秒、F6.3、ISO800、113mm)

夜景での撮影を見ると、光芒は大人しめ。前ページで触れているように300mmに近いほど自由雲台では辛いものがあるが、100~200mmあたりならばOK(マニュアル、1秒、F6.3、ISO800、113mm)

全体よりも部分が好きなので、180mm前後での使い勝手の良さも魅力に感じる(マニュアル、2.5秒、F9、ISO200、WB3000K、165mm)

全体よりも部分が好きなので、180mm前後での使い勝手の良さも魅力に感じる(マニュアル、2.5秒、F9、ISO200、WB3000K、165mm)

ある程度の装備は必要になるが、夜間に300mmで撮りたい人にもコスパ良好ではないだろうか。カットできた分の予算は三脚に回そう(マニュアル、4秒、F7.1、ISO100、WB3000K<WB微調整A-B:B2、G-M:G2>)

ある程度の装備は必要になるが、夜間に300mmで撮りたい人にもコスパ良好ではないだろうか。カットできた分の予算は三脚に回そう(マニュアル、4秒、F7.1、ISO100、WB3000K<WB微調整A-B:B2、G-M:G2>)

逆光や光源に対しての性能はそこそこ。この写真の場合、左端に影響が出ている(帰宅後に気がついたのだが)。そのため、事前にどういったクセがあるかは把握しておきたいところ(マニュアル、15秒、F16、ISO500、WB3000、300mm)

逆光や光源に対しての性能はそこそこ。この写真の場合、左端に影響が出ている(帰宅後に気がついたのだが)。そのため、事前にどういったクセがあるかは把握しておきたいところ(マニュアル、15秒、F16、ISO500、WB3000、300mm)

実売価格16万円前後だが当分使う1本ならばイイ感じ

 ソニーのラインナップを見ると、SEL70300Gと似た価格帯には「SEL24240」「SEL70200G」がある。

 いずれもズームレンズになるため、この3本を並べて迷うのも楽しみ方のひとつになるだろう。特に、SEL70300GとSEL70200Gは描写の雰囲気が異なるだけでなく、重量差もあるため、よく撮影するものから逆算して選ぶのもいいし、手にもったときの感覚を優先してもいい。ともあれ、気になる人は店頭で実機チェックしてみよう。

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