日本エリートグループと販売代理店のリンクスインターナショナルが、都内で新製品発表会を開催。LIVAの新モデルや学習向けタブレット製品などを発表した。
発表されたのは、Windows 10 Proを搭載した小型PC「LIVA X2 Pro」、ワイヤレス給電に対応した小型PC「LIVE STATION」、教育機関向けの2-in-1タブレットの3製品だ。
企業向け小型PC
「LIVA X2 Pro」
Windows 10 Homeを搭載した従来モデル「LIVA X2」のOSを、Windows 10 Proに変更した上位モデル。法人・企業の導入をターゲットにした製品だ。
従来の「LIVA X2」はWindows 10 Homeだったため、ドメインへの参加や、クライアントPCを一括で制御する「グループポリシー管理」機能が利用できなかった。そこでOSをWindows 10 Proに変更することで、OSの機能制限を排除し、企業への導入を促進するのが本機の狙いだ。
4月9日発売予定で、予価は4万8800円(税抜)。
ワイヤレス給電対応
「LIVE STATION」
スマホやタブレットのワイヤレス給電規格「Qi(チー)」に対応した小型PC。インテルと共同開発した製品のため、NUCの筐体を使用している。天板の中央部にQiを内蔵しているので、Qi対応スマホを本機の上に置くだけで、充電できる。
ラインナップは、2GBのDDR3Lメモリーと32GBのストレージ、それにWindows 10 Homeを搭載した「LS-2-32-W10」、4GBのDDR3Lメモリーと64GBのストレージを搭載したOS非搭載のベアボーンキット「LS-4-64」の2種類。4月9日発売予定で、どちらのモデルも予価は3万4980円(税抜)。
組み込み向け小型基板の上位モデル
「BAT-MINI 2」
「BAT-MINI 2」は、Celeron N2808を搭載した「LIVA X」の基板だけを抜き出し、組み込み機器向けにカスタマイズを施すモデル。従来モデルの「BAT-MINI」は、Celeron N2807を搭載した初代「LIVA(白)」の基板を流用したものだったため、「BAT-MINI 2」ではCPUがアップグレードされ、MSATAスロットが追加されたことになる。
組み込み向けのカスタムモデルのため、例えばLANやD-Subは不要といった要望にも応えられる。そのため価格は設定されておらず、見積り次第となる。すでに受注は開始されている。
参考出展の
学習(文教)向け2-in-1ノートタブレット(仮)
「Atom x5-Z8300」(1.44GHz)を搭載した2-in-1ノートタブレット。Windows 10と教育ソフトをインストール済みで、主に学校での導入を検討している。タブレットではなく2-in-1にした理由は、幼少の頃からキーボードタイピングに慣れさせるためだという。
6月発売予定で、製品名と価格は未定。こちらもインテルとの共同開発製品となる。
監視カメラとLIVA X2を組み合わせた導入事例など
LIVAの導入事例として、プラネックスコミュニケーションズが監視カメラを制御するマシンとして、「LIVA X2」を採用していると説明した。