ECSが送る久しぶりのコンシューマー製品として発表された超小型PC「LIVA」。そのビジュアルインパクトからすでに衝動買い確定コースの読者もいるだろう。
ASCII.jpの自作PC担当編集も「気がついたらサンプル貸し出し依頼の電話をしてた」というくらいで、自作PCマニアには注目の一品といったところだ。
スペックは後述するように極端に高いわけではないが、手のひらサイズのボディーである点、それゆえNUCよりも小さいマザーボードに胸キュンしてい人が多いはずだ。用途はあれこれ浮かんでくるが、LIVAの基礎体力をチェックしていきたい。
無線LANユニットを接続したら完了
約190gの極小ボディのPC。内部にはWindowsを動作させるために必要なハードウェアを搭載している。そのボディサイズは118(W)×70(D)×56(H)mmと、手のひらサイズだ。
この時点で鋭い読者ならば気がつくと思うが、自作PCというよりはベアボーンキットとして提供される。必要なものは、OSと入力機器だけだ。一応、組み立て要素らしいものといえば、M.2接続の無線LAN・Bluetoothカードをセットし、アンテナを接続。それから裏蓋を閉めるくらいだ。あとはすべて基板上にレイアウトされている。
スペックを見てみると、CPUは「Celeron N2806」(1.60GB、2コア/2スレッド)、メモリーはDDR3L 2GB、内蔵ストレージ(eMMC)は32もしくは64GB。インターフェースとしては、有線LAN、HDMI出力、D-sub出力、USB 3.0×1、USB 2.0×1を備え、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0に対応する。
単体として小型である点と、ファンレスで静音確保がなされている点がおもしろい。スペックは、サイズを考えると十分であり、また価格も税込で1万8000円を下回る見込みのようで、常用はもちろん、いじくるだけのネタ用としても手の届きやすい価格といえる。
なお、真っ先にマザーボードを取り出して、5インチベイに強引にマウントするアクティヴな運用を思いつく人もいるだろうが、本体ケースと台座を固定するツメなどが破損しやすいため、本体と台座を分離する場合は慎重にトライしてほしい。
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