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飯田橋クラウドクラブ(略称:イイクラ) 第16回

変化を続けるマイクロソフトが求める新戦力とは?

デプロイ王子、マイクロソフト入りの経緯を語るの巻

2016年01月12日 11時30分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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エピソード1から「帝国の改心」へ

ASCII大谷:王子の話の続きですが、そもそもパクえさんからなぜマイクロソフトに入社したのかを語ってもらいましょうか。去年、マイクロソフトは変革期を迎えていて、新しい人材が増えてきたという話をしましたが、あれはエピソード1に過ぎなかったわけですね(笑)。

デプロイ王子:そうそう。帝国の改心です(笑)。

パクえ:本当にそうです。僕にとってはナデラCEOに変わって、「Microsoft loves Linux」と言ってくれたのが大きかった。それが一番ですね。あと1年前の時点で、今後IaaSだけの勝負ではなくなると思っていたし、今まで制約が厳しかったPaaSの領域も、いよいよ使い物になってきた。

デプロイ王子:1年前にパクえさんがマイクロソフト入ると聞いた時、おめでとうと思った反面、茨の道かもしれないと心配した。マイクロソフトとOSSという新しい道を開くために、パクえさんがいろいろ苦労するだろうと思ったし、自分もその場にいたほうがよかったんじゃないかという自責の念もあった。でも、パクえさんのおかげもあって、マイクロソフト社内でのOSSの価値が今は1年前と違っている。石橋を叩く性格なので、遅くなってしまったけど、ようやくマイクロソフト入りが自分の中で受け入れられた気がします。

青木:もともと王子は制約の中、いろんなものCloud Serviceに載せていましたよね。OSSのパッケージも簡単に乗っかる訳じゃなかったし、商用パッケージですら難しかった。

デプロイ王子:そうそう。Autodeskに怒られるのを承知で、ISOイメージだけでも4GB近いMayaをクラウドサービスのワーカーロールに自動インストールしたことあったなあ。今でこそAzure Batchがあるけど、当時は3Dアニメーションの分散レンダリングをAzureで走らせたかったんです。いろんなマニアックスやってきたけど、エンタープライズワークロードでそれやるわけにはいかないからね。

オープンな血を持った人がどんどん入っている(土居)

ASCII大谷:そんなマイクロソフトですが、Azureがすごい勢いでサービス刷新しています。

デプロイ王子:今ではAzureって60くらいサービスがあって、カバー範囲がすごいことになっています。MVPとしては、本当に気が狂う思いでフォローしています。Azure Machine Learningとか出た段階で、もうまずいと思った。

パクえ:僕らも60以上のサービスなんて、もう追い切れないですよ。

デプロイ王子:それ言っちゃだめでしょ(笑)。

パクえ:そうなんですけど、CSAはある程度人数が増えたんで、得意分野が存在するんです。組織全体でカバーできていれば、お客様にとってもハッピーだし。

青木:Windows Server 2016ではNested Hyper-Vが出てくるでしょう。あれがAzureに載ったらもっと面白いと思う。

デプロイ王子:でも、載ってきたら、壮大なマトリョーシカができる(笑)。Dockerも、Windows Containerもそうだけど、これ以上マトリョーシカ作るのかとか思わない?

土居:最終的にはAzureの上にOpenStack載せると完成(笑)。

デプロイ王子:その上にCloud Foundryが載るとかね(笑)。そっか、載せないでもCloud Foundryは、もうAzureで提供されているのか。レッドハットと提携したから、OpenShiftも載りそう。

「今までAzureってプログラマーしか使えない印象あったけど、もう少しインフラよりの人が触ってくれるんじゃないかなあ」(青木)

青木:そういうことができるようになると、今までAzureってプログラマーしか使えない印象あったけど、もう少しインフラよりの人が触ってくれるんじゃないかなあ。

土居:僕がマイクロソフトに入った理由もそこですね。今までホスティングを十数年やってきた。インフラもケーブル挿すところからやっていて、僕にお誘いがかかるのはそういう背景もあるのかなあと感じます。

ASCII大谷:さっき王子とも話していたんだけど、クラウドってもはやすごく範囲広いじゃないですか。そうなるとそれをカバーできる技術的な人材って必要になるということですよね。

土居:そうです。今、マイクロソフトの技術に凝り固まった人じゃなくて、LinuxやOSSも含めていろんな知識と経験を持っている人を集めていますね。少なくともCSAに関しては、パクえさんから始まって、オープンな血を持った人が7~8人来ていますが、こういう採用活動が米国本社からは評価されているんです。

パクえ:それぞれの場所でどんなハイヤリングしているか、グローバルで見られていて、日本はいいと言われているんです。

土居:エンジニアは集まるのですが、難しいのは営業サイド。これはどこも共通しています。クラウドを語れて、売れる人は少ない。こんな人いるのかというくらい(笑)。

 第2回に続く!

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