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様々なサービス可能にする「コネクティビティ」実現

日産リーフがMicrosoft Azureと連携、新たな運転体験へ

2016年01月06日 12時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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 日産自動車は1月5日(米国時間)、米Microsoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」を車両のテレマティクスシステムに採用すると発表した。米ラスベガスで開幕したCES 2016において明らかにされた。電気自動車(EV)「日産リーフ」の全グレード、およびインフィニティの欧州モデルに搭載されているコネクトテレマティクスシステムに採用される。

 日産は2010年に「日産リーフ」を発売して以降、EVでは最多の販売台数となる20万台をグローバルで販売してきた。クルマ×IoTともいえるコネクティビティの実現にも取り組んでおり、今回、Azureの採用を決めた。

 地図、距離予測、充電ステーション、充電ステータス、そしてドライバーが乗車中に期待するすべてのサービスは、このコネクティビティに左右される。Azureの提供するグローバルクラウドプラットフォームによって、日産はグローバルでのさまざまなサービス提供が可能になるとしている。

 具体的に、日産のテレマティクスシステムがAzureと連動することで、車両へのリモート接続が可能となる。「日産リーフ」のドライバーは、車両に乗車しなくても一連の機能を利用でき、例えば、ケータイ電話を使って車両のエアコンの電源を入れたり、クルマがパワーダウンした時でも遠隔操作で充電が行える。また、充電を自動的に開始するタイマー機能もダッシュボードに搭載される。

 さらに日産のコネクトプラットフォームと連動したモバイルアプリのハンズフリー機能によって、ドライバーはステアリングから手を離すことも、道路から目をそらすこともなく、音声制御に寄って受信メールを確認できる。音声認識によってメールを読み上げることも可能。また、音声でのメールの返信のほかに「運転中で返信できません」「いま向かっています」「遅刻しそうです」「了解」など事前設定された返答分をステアリングのボタン操作で送信することもできる。これらの機能もAzureへの接続によって実現される。

 日産とMicrosoftは、データの機密性や技術基準に対する各国の規制の厳格化に応じて、世界各地の規制基準に適合するための投資を行っている。日産は、その高い安全性と規格適合性を評価し、Azureを選択したとのこと。Azureはプライバシー保護に関するISO27018にいち早く適合している。

 今回の提携によって、日産は、データ管理や分析などのマイクロソフトの専門知識を活用することが可能となる。日産の行徳セルソCIOは「(Azureを選んだことは)未来の新モビリティを実現する革新への大胆な一歩」と述べた。

 一方、Microsoftのビジネスディベロップメント担当エグゼクティブバイス・プレジデントのペギー・ジョンソン氏は「私たちの連携は、クラウドとクルマが常時つながることがお客さまのドライビング経験にもたらすあらゆる可能性をお見せすることになります」と自信をのぞかせた。

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