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T教授の「戦略的衝動買い」 第356回

リビングPCの主導権を奪えるか!? 「Intel Compute Stick」を衝動買い!

2015年11月18日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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テレビのHDMIに直接差すのは難しいかも!?

Intel Compute Stickの最大の特徴であるHDMIコネクター。長さは十分だが、ロック(施錠)機構がないために、テレビのHDMI端子に確実に固定しづらい問題がある

Intel Compute Stickの最大の特徴であるHDMIコネクター。長さは十分だが、ロック(施錠)機構がないために、テレビのHDMI端子に確実に固定しづらい問題がある

左から、セキュリティループ、USB 2.0コネクター、5V DC microUSBコネクター、換気口、パワーオン/オフボタンが並ぶ

左から、セキュリティループ、USB 2.0コネクター、5V DC microUSBコネクター、換気口、パワーオン/オフボタンが並ぶ

 Intel Compute Stick本体のハードウェア仕様を簡単に見てみよう

 HDMIコネクターのある部分を上部と見て、お馴染みの“インテル・インサイド・ロゴ”のある本体表面には、コネクター側に少し大きなクーリングファンの開口部が用意され、換気口、LED電源ランプやセキュリティループと続いて配置されている。

換気口とmicroSDカードスロットがある

換気口とmicroSDカードスロットがある

 HDMIコネクターを上にして、右側面のセキュリティループ横には、USB 2.0コネクター、5V DC microUSBコネクター、換気口、パワーオン/オフボタンが順番に配置されている。

 反対側の左側面には換気口と列んでmicroSDカードスロットがある。ファンの搭載や換気口の数の多さから分かるように、Intel Compute Stickは駆動時の本体の温度はかなり高い。

USB/ACアダプターのコンセントは、訪問先の国の環境に応じてプラグの形状を変更できるスグレモノだ

USB/ACアダプターのコンセントは、訪問先の国の環境に応じてプラグの形状を変更できるスグレモノだ

 Intel Compute Stickはグローバル製品でもあり、ユーザーが購入後、世界中の国々持って行って使うことも可能なように、付属のUSB/ACアダプターは、100~240Vに対応している。

 当然、世界中の国々で使用できるように5種類の壁面コンセントアダプターも付属している。付属のUSB/ACアダプターの出力は5V 2.0A。同出力のUSB/ACアダプターであれば一般的に売られているものも使用可能だった。

Intel Compute Stickはこの様にHDMI延長ケーブル(付属)を経由してHDTVのHDMI端子に接続されることが一般的だ

Intel Compute StickはこのようにHDMI延長ケーブル(付属)を経由してテレビのHDMI端子に接続されることが一般的だ

 3年ほど前に初めて発売されたAndroidスティックPCの場合も同様だったが(関連記事)、Intel Compute StickもHDMIコネクターをテレビ背面や側面のHDMIに直接差して使用するには無理がありそうだ。

 実際の使用にあたっては、ACアダプターや有線キーボードのケーブル重量などの負荷がかかり、Intel Compute StickがテレビのHDMI入力端子から脱落、落下の不安がある。そのため、この手のスティック系の商品は基本的に、HDMI延長ショートケーブルが付属するのが一般的だ。

 Intel Compute StickにもHDMIショートケーブルが付属するので、今回もそのケーブルを経由して、自宅のテレビには安全を確保した上で接続した。

セットアップは普通のWindows PCと同じ

 続いて、Intel Compute Stickの初期設定から起動までを簡単にふれておきたい。

Intel Compute Stickの起動画面。起動中にF2-F10のファンクションキーを押すことで、BIOSメニューやBOOTメニュー設定に入れるところは1980年代のままだ(^_^;)

Intel Compute Stickの起動画面。起動中にF2-F10のファンクションキーを押すことで、BIOSメニューやBOOTメニュー設定に入れるところは1980年代のままだ(^_^;)

 Intel Compute Stickは起動後すぐにテレビ画面に起動LOGOを表示、最初はBluetoothキーボードやマウスの認識はできないので、筆者の場合はUSBケーブル接続のThinkPad Trackpoint Keyboardを接続使用した。これならキーボードとポインティングデバイスを一本のUSBケーブルで簡単に使用できる

最初の設定は言語選択だ。自宅のテレビの横にHDMI延長ケーブルにぶら下がったIntel Compute Stickが見える。設定画面の色は何とかしてほしいなぁ……

最初の設定は言語選択だ。自宅のテレビの横にHDMI延長ケーブルにぶら下がったIntel Compute Stickが見える。設定画面の色は何とかしてほしいなぁ……

画面が異常に大きいだけで言語選択設定画面はSIMフリースマホユーザーにもおなじみの画面だ

画面が異常に大きいだけで言語選択設定画面はSIMフリースマホユーザーにもおなじみの画面だ

全部読んで理解した上で「承諾する」を押すなら半日はかかりそうなので、とりあえず承諾……が習慣になってしまった

全部読んで理解した上で「承諾する」を押すなら半日はかかりそうなので、とりあえず承諾……が習慣になってしまった

形は違ってもWi-Fi設定はこの手のアプライアンスでは通常プロセスの一部だ。手元に自宅や職場のワイアレスルーターのSSIDやパスコードは用意しておきたい

形は違ってもWi-Fi設定はこの手のアプライアンスでは通常プロセスの一部だ。手元に自宅や職場のワイアレスルーターのSSIDやパスコードは用意しておきたい

この手の商品ではこれもいつものことだが、早速、更新プログラムのダウンロードがはじまる(^_^;)

この手の商品ではこれもいつものことだが、早速、更新プログラムのダウンロードがはじまる(^_^;)

この画面が表示されると一安心であとは待つだけだ

この画面が表示されると一安心であとは待つだけだ

何度か再起動を繰り返し、ついにWindows 10の起動画面がリビングのテレビに表示された。なんとなく画面がテレビの表示エリアを越えて溢れている感じがする(T_T)

何度か再起動を繰り返し、ついにWindows 10の起動画面がリビングのテレビに表示された。なんとなく画面がテレビの表示エリアを越えて溢れている感じがする(T_T)

 設定はごく一般的なWindows PCと大差ない。最初は言語の選択、続いて一般的なライセンスおよび使用許諾関連の承諾画面、そして一番大事なネットワーク環境の設定が終われば、ほとんどの設定は終了だ。

(次ページに続く、「家族はAmzon Fire TV Stickのほうがいいらしい……

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