高速なAFと4K解像度の30コマ連写が可能
パナソニック「DMC-G7」
懐古的な雰囲気をウリにするミラーレス一眼が多い中、パナソニックのLUMIX「G」シリーズは先進的なイメージが強い。その最新モデルが「DMC-G7」(ボディーのみの実売価格 7万5000円前後)だ。
撮像素子は1600万画素のLiveMOSセンサーを採用。画像処理には同社の「ヴィーナスエンジン」を採用し、高速な処理が可能だ。
この処理エンジンを利用した空間認識技術により、高速なAF駆動と追従性が向上。AFはコントラスト検出方式のみだが、合致速度や駆動速度はかなり高速で「ミラーレスのAFは遅い」という印象が払拭されるほど。一眼レフと比較しても、AFの精度やスピードに関してはほとんど差を感じることがなかった。静止した状態の被写体へのAF合致はもちろん、動いている被写体への追従性も高い。
本機の特徴的な機能に「4Kフォト」がある。記録画素数が4Kサイズの800万画素相当にはなるが、秒間30コマの連写を行ない、撮影後にプレビューして好きなコマを抜き出せるというもの。
シャッターを押している間、連続で記録するモードと、一度押してから再度押すまでの間を記録するモードでは最大29分59秒までの連続記録が可能で、ほかにもシャッターを押した前後1秒の合わせて2秒間を記録するモードの3つから選べる。
連続している中のベストショットを狙うか、一瞬を待ち構えて狙うかなど、目的に合わせて選択可能だ。
ビデオカメラの撮影のような使い方もでき、決定的瞬間を確実に残せ、しかも後から選べるのは撮影に不慣れな人にも便利だろう。
撮影機能はオートをはじめマニュアルも充実している。特に前後の2つのダイヤルやファンクションボタンには機能を個別に割当て可能で、好みにカスタマイズすることで直感的な操作が可能だ。
(次ページに続く、「ノイズリダクションが強力でノイズ少なめ DMC-G7の画質をチェック!」
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