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きれいに紅葉を撮るならコレ! 秋のデジカメ特集 第3回

4万円台からの最新ミラーレス一眼4機種の画質をチェック!

2015年11月04日 12時00分更新

文● 周防克弥

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沈胴式の新レンズを採用
EOS M10の画質をチェック!

 今回使用したレンズは、本機と同タイミングでリリースされた「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」。標準ズームキットに含まれる、小型・軽量化された新しいズームレンズだ。

それぞれ左が新しい「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」、右は従来の標準ズーム(EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM)

 新レンズはマウントがプラスティック製になり軽量化されているほか、沈胴式の鏡筒を採用することで収納時にはコンパクトになる。35mm判換算で約24~72mmに相当し、収納時の長さは44.5mm、重量は約130gとなる。なお、従来の「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」は35mm判換算で約29~88mmに相当したが、長さは約61mmで重量は約210gと長く、重かった。

感度別撮影サンプル

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 25600

ISO 25600

 ノイズはISO 800あたりから出はじめ、目立ってくるのはISO 6400を越えたあたり。同様にISO 6400くらいからディテールへの影響が出はじめてきている。

 わずかではあるが、ISO 800くらいからディテールへの影響は出はじめているので、精細さを重視するならISO 400までにしておくのがいい。

 カメラのポジション的にあまり求められてはいないだろうが、高感度特性はあまりいい方ではない。

見た目も含めてオシャレに気軽に楽しみたい人におススメ

望遠側で撮影。絞りはF9.0まで絞られているが背景のボケ具合はキレイだ。上にしかチルトしないが、ローアングルでの撮影には便利

望遠側で撮影。絞りはF9.0まで絞られているが背景のボケ具合はキレイだ。上方向にしかチルトしないが、ローアングルでの撮影には便利

こちらも望遠側で絞りF8.0で撮影。色が豊富なシーンでもそれぞれの発色は鮮やかで色の飽和も少ない。ピントが合った面のシャープさは高く、質感の描写性もいい

こちらも望遠側で絞りF8.0で撮影。色が豊富なシーンでもそれぞれの発色は鮮やかで色の飽和も少ない。ピントが合った面のシャープさは高く、質感の描写性もいい

広角側で撮影、絞りはF8.0。背景のボケもきれいな形状を保っている。一般的な標準ズームよりも若干広角側にシフトされているが、遠近感を強調するようなシーンでは使いやすい

広角側で撮影、絞りはF8.0。背景のボケもきれいな形状を保っている。一般的な標準ズームよりも若干広角側にシフトされているが、遠近感を強調するようなシーンでは使いやすい

 基本的な機能は従来機に準拠しており、シーン自動認識機能を持つ「シーンインテリジェントオート」を中心にマニュアル機能も搭載している。

 フルHD動画の撮影機能や静止画を撮るときにシャッターを押す前4秒間を動画で記録し、1日分が自動的に繋がる「プラスムービーオート」やエフェクト系の機能など、日常を気軽に楽しめる機能を搭載。ちょっとカメラをオシャレに着飾りたい人など、気楽に高画質な写真を楽しみたい人にはおススメだ。

(次ページに続く、「視認性のいいEVFと便利な2つのダイヤルが◎ オリンパス E-M10 Mark II

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