Googleがトップではない国はどこ?
いつの間にか日本もGoogle寡占! 検索エンジンシェア早わかり2015
2015年08月24日 09時00分更新
日本では男性・若年齢層でGoogleが健闘
日本の検索エンジン事情について、さらに詳しく見てみよう。アウンコンサルティング発表によると、日本の検索エンジンシェアはYahoo!JAPANが49%でトップ。続いてGoogleが39%、Bingは3%だ。
なお前述の通り、Yahoo!JAPANの検索エンジンアルゴリズムはGoogle製だ。全体としては前回とまったく変わっていない。続いて年齢別の利用状況を見てみよう。
ヴァリューズ調べによると、2015年3月の1ヵ月間で、Yahoo!JAPANとGoogleそれぞれの検索回数を集計したところ、全年代ではYahoo!JAPANが53.8%、Googleが46.2%だった。
男女別で見ると、男性はYahoo!JAPANとGoogleがそれぞれ約50%ずつ、女性はYahoo!JAPANが61.7%とYahoo!JAPANの割合が高い。年代別で見ると20代ではGoogleが約60%とYahoo!JAPANを上回るが、30代ではほぼ半々に。40代以降はYahoo!JAPANの割合が高くなる。
つまり女性はYahoo!JAPANを好み、男性は若いほどGoogleの割合が高くなるというわけだ。今後もこの傾向が続くと考えるならば、徐々にGoogleの割合が高くなるかもしれない。
なお、Google公式ブログによると、米国と日本を含む10ヵ国では、モバイル端末からのGoogle検索が、PCからの検索より多いという。名実ともにモバイルファーストの時代になったということだ。
ほとんどの国でGoogleはシェアを伸ばし、圧倒的優位を誇っている。Googleは今後さらにシェアを伸ばすと共に、モバイル検索のシェアを盤石にすることに注力するはずだ。そのなかでYahoo!やBingがどこまで対抗できるのか。対するGoogleの動きに注目したい。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、コンサルタント。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。小学校教員、編集者を経て現在に至る。最新刊『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎エデュケーション新書)の他、『ソーシャルメディアを武器にするための10カ条』(マイナビ新書)、『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』『図解 一目でわかるITプラットフォーム』(日本実業出版社)、『ネット業界 儲けのカラクリ』(中経出版)など著作多数。http://akiakatsuki.com/ Twitterアカウントは@akiakatsuki
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