なるべく小型化したいなら
マザーとケースをMicro ATXに変更
なかなか魅力的なパソコンショップ アーク店長 渋谷氏オススメのFFXIV構成。これからさらに画質が進化したDirectX 11モードでFFXIVを始める人や、この機会にもっと快適にプレイできるマシンがほしい人は、さっそくパソコンショップ アークに行ってみよう。
なお、ゲーミングPCも小型がいい人は、マザーボードとPCケースを渋谷氏オススメのこちらに変更すればオッケーだ。
スタイリッシュなデザインと豊富なカラバリがグッドという渋谷氏イチオシのMicro ATXケースのAerocool「DS Cube Window」。実売価格は1万980円(一部カラーは1万1880円)になる
最後に、渋谷氏がチョイスしたCore i5とGeForce GTX 960で、「ファイナルファンタージXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を試してみた。
FFXIV: 蒼天ベンチマークで性能をチェック
計測に使用した各種パーツは渋谷氏チョイスの構成とは違うが、キモとなるCPUとビデオカードの動作クロックと、CPUの物理コア数は極力同じになるように調節して、「ファイナルファンタージXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を実行している。
具体的には「Core i7-4790K」の倍率をUEFIで定格32倍、ターボブースト34倍、34倍、33倍、32倍に設定し、ハイパースレッディングを無効化することで、「Core i5-4460」と同じ動作クロックにしている。
ただ、L3キャッシュ容量はCore i7の8MBのままなので、実際のi5-4460よりも性能は上になる。このi5-4460に加えて、2コア/4スレッドで定格3.8GHz動作となる「Core i3-4370」化した状態もテストしてみた。そのほかのテスト環境の構成は以下の通りだ。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-4790K」(定格4GHz/TB時4.4GHz、4コア/8スレッド) |
マザーボード | GIGABYTE「GA-Z97X-Gaming 3」(Intel Z97 Express) |
メモリー | PC3-12800 4GB×2 |
ビデオカード | MSI「GTX 960 GAMING 2G」(GeForce GTX 960、GDDR5 2GB) |
SSD | Crucial「CT512MX100SSD1」(512GB、SATA3) |
電源ユニット | Seasonic「SS-750KM」(750W/80PLUS GOLD) |
OS | Windows8.1 Pro Update(64ビット) |
4スレッド、3.5GHzでゲーミングに不安なし
ベンチマークを解像度1920×1080ドット(フルスクリーン)の「最高品質」で実行した際のスコアーと平均フレームレートは以下の通りだ。

FFXIV: 蒼天ベンチマークのスコアー

FFXIV: 蒼天ベンチマークの平均フレームレート
わずかに2コア/4スレッドのCore i3はスコアーがダウンしているが、平均フレームレートは同じレベル。FFXIVを遊ぶ上では4スレッド、3.5GHz動作クラスのCPUであれば十分なのが、見てとれる結果になっている。
では、CPUで違いは出ないのかというと、そうでもなく、ベンチマークの最終シーンで、スコアーとともに表示されるローディングタイムに違いが出ていた。「レポート出力」に記載される各シーンのローディングタイムをまとめたのが以下だ。
ローディングタイム | |||
---|---|---|---|
Core i7-4790K | i7-4790K@i5-4460 | i7-4790K@i3-4370 | |
シーン#1 | 1.052秒 | 1.184秒 | 1.343秒 |
シーン#2 | 4.998秒 | 5.436秒 | 6.006秒 |
シーン#3 | 4.250秒 | 4.958秒 | 5.500秒 |
シーン#4 | 3.513秒 | 4.327秒 | 4.808秒 |
シーン#5 | 3.799秒 | 4.236秒 | 4.599秒 |
シーン#6 | 1.738秒 | 1.924秒 | 2.017秒 |
合計 | 19.352秒 | 22.068秒 | 24.274秒 |
コアとスレッド数での違いが現われているのが、わかるだろう。マップの読み込みが多いFFXIVでは、結構重要なポイントになるだろう。
スコアーや平均フレームレート的には「Core i3-4370」もありかなと思ってしまうが、2コア/4スレッドではやはりローディングタイムのほか、FFXIV以外のゲームで不安が残るので避けたいところ。
あくまでもベンチマークの結果ではあるが、FFXIVをコストパフォーマンス良く遊ぶなら、店長渋谷氏チョイスの「Core i5-4460」と「GeForce GTX 960」がベストと言えるだろう。

この連載の記事
-
第112回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】モンハンワイルズ駆け込み自作、RTX 4070搭載で20万円以下の小型PC -
第111回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】コネクターも白で統一! 特徴的な八角柱デザインのPC自作に挑戦してみよう -
第110回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】はじめてのPC自作でも大丈夫! ピラーレスゲーミングPCを組もう -
第109回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】魅せる、高冷却、組みやすいNZXTの最新PCケースではじめての自作に挑戦 -
第108回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】モンスターハンターワイルズが遊べる性能のゲーミングPC -
第107回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】組み立てマニュアル付き! 自作初心者向けゲーミングPC -
第106回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】絵師でもあるアーク野澤さんが欲しいVRChatも視野に入れたクリエイターPCレシピ -
第105回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】Socket AM4で組む予算を抑えたゲーミングPC -
第104回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】10万円で組める! 「DeskMini X600」をベースにしたメインでもサブでも使える極小PC -
第103回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ】ゲーム特化CPUとピラーレスケースで組む旬なPC -
第102回
PCパーツ
【今月の自作PCレシピ GW特別編】ドスパラ限定ケースでパステルカラーの”かわいい”PCを組もう - この連載の一覧へ