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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2015 第4回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【ストレージ/メモリー編】

2015年04月24日 12時00分更新

文● 山県

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 久々に自作PCに挑戦しようとする人のための応援企画として毎年お届している「アキバで恥をかかないための最新パーツ事情」。今回も、2014年から2015年にかけて登場した新製品をおさらいしよう。第4回は「ストレージ/メモリー編」だ。

2014年から2015年の最新ストレージ事情
~SSD編(2.5インチ)~

 今やHDDに代わるメインのストレージデバイスといっても過言ではないSSD。2014年から2015年にかけても、実に多くの新モデルが発売されている。自作の際の基本スタイルは「SSD+HDD」という構成が一般的になり、中にはSSDのみでストレージを固めているユーザーもいるはずだ。

円安の影響をモロに受ける格好となったのが、ストレージやメモリーだ。2014年前半に比べると価格は上昇したが、それでも最新SSDの特価が店頭には並ぶ

 ひとつの理由として考えられるのが、ラインナップの充実はもちろん低価格化が進んでいる点だ。2014年後半は円安の影響もあり現在はやや落ち着いた印象だが、それでも週末ともなれば各ショップとも特価SSDが並ぶのが日常の光景となっている。まずは、2014年から2015年にかけて登場した注目の2.5インチSSDをいくつか紹介しよう。

1TBクラスのSSDでも、一時は約4万円を切る特価も登場。販売されているラインナップは膨大で、事前に予習をしておかないと、価格表の前で立ちすくんでしまう

2.5インチSSDの注目モデル

コスパ抜群の「Crucial MX100」シリーズ。Marvell製のコントローラー「88SS9189」とMicron製の16nm MLC NANDフラッシュ採用で、512GBモデルではシーケンシャルリード550MB/sec、ライト500MB/secを実現

2015年のCrucialブランド主力となるSSD「MX200」シリーズ。製造プロセス16nmのMicron製MLC NANDを採用し、250GB、500GB、1TBをラインナップする

フラグシップモデルの「Samsung SSD 850 PRO」は、コンシューマー向けSSDとして世界で初めて、3次元構造のNANDフラッシュを採用した

NANDフラッシュにメモリーセルを積層させた3D V-NAND技術によるTLCメモリーを搭載する「Samsung SSD 850 EVO」シリーズ。「Samsung SSD 850 PRO」の廉価版という位置づけだ

PLEXTOR製SATA3.0対応SSD「M6 Pro」シリーズ。Marvell製コントローラー「88SS9187」と、第2世代の東芝製19nm MLC NAND(A19nm MLC)フラッシュを採用。信頼性の高さから、ショップスタッフにも愛用者が多い人気モデル

ゲーム向けをうたうSanDisk「Extreme PRO SSD」シリーズは、同社独自のキャッシュ技術「nCacheProテクノロジ」を搭載し、NANDフラッシュへのアクセスを最適化。24時間365日、常に戦う過酷なゲーマーの要求に耐えられる耐久性を実現した

データを2段階にキャッシュする独自技術「nCache2.0」を搭載し、NANDフラッシュへのアクセスを最適化した「SanDisk Ultra II SSD」シリーズ。コストパフォーマンス重視のモデルで、アキバでの人気も高い

AMDとOCZのコラボレーションにより開発された異色のSSD「Radeon R7 SSD」。「Barefoot 3 M00」コントローラーと、東芝製A19nm MLC NANDフラッシュで構成されるRadeonユーザー御用達?モデル

OCZブランドのエントリー向けSSD「ARC 100」シリーズは、「Barefoot 3 M10」と、A19nm MLC NANDフラッシュを採用。コストパフォーマンスに優れたお買い得モデルして現在注目されている

(→次ページヘ続く 「M.2とPCI ExpressのSSD」)

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