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最新パーツ性能チェック第172回

コスパに優れた最新SSD「Crucial BX100」の性能を検証

文●石井 英男

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 Crucialといえば、高性能かつコストパフォーマンスの高いSSDで知られている。2014年6月に登場した「Crucial MX100」は、競合製品よりも数段安い価格を実現したことで大ヒットとなったことは、まだ記憶に新しい。Crucial MX100の登場によって、SSDの低価格化は一層加速されたのだ。

 Crucialは、大手NANDフラッシュメーカーであるMicronのSSDブランドであり、自社のNANDフラッシュの性能を最大限に引き出す設計となっていることが魅力だ。

 今回、レビューする「Crucial BX100」は、Crucial MX100の兄弟機となる新製品であり、Crucial MX100と同様、コストパフォーマンスが高いことがウリだ。なお、上位モデルの「Crucial MX200」も同時に発表されている。

Crucialの新SSD「Crucial BX100」

 Crucial BX100は、メインストリーム向けSSDであり、HDDの代替として使われることが想定されている。ストレージの信頼性は、平均故障間隔(MTBF)で表されるが、一般的なHDDのMTBFは60万時間であるのに対し、Crucial BX100は150万時間であり、2.5倍も長い。

CrucialブランドのSSDで初めて
Silicon Motion製コントローラーを採用

 Crucial BX100は、2.5インチフォームファクターのシリアルATA 6Gbps対応SSDであり、厚さは7mmである。2.5インチHDDでは、厚さ9.5mmの製品が多いが、厚さを9.5mmにするためのアダプターも付属している。

Crucial BX100の表面

Crucial BX100の裏面

 Crucial BX100は、120GB/250GB/500GB/1TBの4モデルが用意されている。SSDの性能を左右する重要な3要素が、NANDフラッシュ、コントローラー、ファームウェアである。

 CrucialブランドのSSDはこれまで、Marvell製のコントローラーを採用してきたが、Crucial BX100では、初めてSilicon Motion製コントローラー「SM2246EN」を採用している。SM2246ENは、消費電力が低く、コストパフォーマンスが高いことが特徴だ。

 さらにファームウェアがCrucialによってチューニングされたカスタムファームウェアとなっており、高い性能と信頼性を実現している。もちろん、NANDフラッシュは、Micron製であり、最新の16nmプロセスで製造されたMLC NANDフラッシュを採用している。

Crucial BX100の250GBモデルの基板。250GBモデルでは、NANDフラッシュチップが片面に4個実装されいる

NANDフラッシュはMicron製で、最新の16nmプロセスで製造されたMLCタイプである

コントローラーは、Silicon Motionの「SM2246EN」を採用

シーケンシャルリード速度は
全モデルで最大535MB/s

 公称スペックを見ていこう。Crucial BX100のシーケンシャルリード速度は、全モデルで最大535MB/s、シーケンシャルライト速度は容量によって異なり、1TBモデルと500GBモデルが最大450MB/s、250GBモデルが370MB/s、120GBモデルが185MB/sとなっている。

 また、4KBランダムリードは、1TBモデルと500GBモデルが9万IOPS、250GBモデルと120GBモデルが8万7000IOPSであり、4KBランダムライトは、1TB/500GB/250GBモデルが7万IOPS、120GBモデルが4万3000IOPSである。メインストリーム向けSSDとしては十分なスペックといえるだろう。

 耐久性を表す書き換え可能容量(TBW)は72TBであり、1日あたり40GBの書き込みをした場合、5年間に相当する。保証期間は3年間であり、こちらもメインストリーム向けSSDとしては満足できる。

Crucial BX100スペック表
容量 120GB 250GB 500GB 1TB
コントローラー Silicon Motion「SM2246EN」
最大シーケンシャルリード 535MB/s
最大シーケンシャルライト 185MB/s 370MB/s 450MB/s
最大ランダムリード 8万7000IOPS 9万IOPS
最大ランダムライト 4万3000IOPS 7万IOPS
書き換え可能容量(TBW) 72TB
平均故障間隔(MTBF) 150万時間
保証期間 3年間
メーカー想定売価(税抜) 8500円前後 1万3500円前後 2万4000円前後 4万8000円前後

(→次ページヘ続く 「シーケンシャルリード/ライトが大幅に高速化」)

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