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スマホで始める「音楽アプリ部」 第42回

フェンダーなどとは一味違った魅力を手軽に楽しめる

Oasisも愛したアンプメーカー「Orange」がアプリに! その実力は?

2014年04月19日 12時00分更新

文● 藤村亮

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 音楽アプリ部の第3回第36回でも紹介したIK Multimediaのギターアンプシミュレーターアプリ「AmpliTube」。PC版直系のデザインと本格的なサウンドを持っていますが、つい先日、アンプメーカー「Orange」のアンプモデリングを収録した新パッケージ「AmpliTube Orange for iPad(以下、AmpliTube Orange)」がリリースされました。

 Orange(Orange Music Electronic Company)は1960年代後半にスタートしたイギリスの老舗アンプメーカーで、Led ZeppelinやBlack Sabbath、Oasisといった大物ロックバンドに愛されてきたブランド。近年ではSlipknotやArctic Monkeysといった先鋭的かつヘビーなサウンドを持つバンドにも使用され、時代に沿った進化を続けてきています。

 このアプリをIK MultimediaのBluetoothスピーカー「iLoud」と組み合わせて、魅力を探ってみました。なお、今回はAmpliTubeアプリのアドオンとして提供されているAmpliTube Orange for iPadを使用しております。そのため単体のiOSアプリとして提供されているAmpliTube Orange for iPadとは文中写真などに若干の違い がありますが、ご了承ください。アプリの価格は単体でもアドオンでも同じく1500円となっています。

AmpliTube Orange for iPad App
価格¥1,500 作者IK Multimedia
バージョン1.0 ファイル容量136.1 MB
カテゴリーミュージック 評価(無し)
対応デバイスiPad 対応OSiOS 6.0以降

※ 上記のリンクは単体のアプリになります。

Orangeのアンプらしい中低音と高音を見事に再現

 AmpliTube OrangeではOR50/Rockerverb 50/Thunderverb 200/Tiny Terror/AD 30のギターアンプヘッド5種に、AD 200 MK 3 Bass Ampのベースアンプヘッド1種を加えた計6モデルを使用できます。

定番のR.VERB 50やコンボアンプの名機AD 30、200Wから、ハイパワーを誇るT.VERB 200、わずか15WのフルチューブヘッドTiny Terrorまで隙のないラインナップ

 それぞれのアンプヘッドに対応するスピーカーキャビネットモデルもギター用が4種、ベース用が1種用意されています。これに2種類の異なるマイクセッティングも合わせると、実に60パターンものサウンドバリエーションを作成可能。どのモデリングもOrangeのアンプらしい、ハリのある中低音とヌケのよい高音が見事に再現されています。

 基本的な操作は、当然のことながらAmpliTubeと共通で、画面上部にエフェクターのコントロール、画面下部にアンプヘッドのパネル、画面最下部でアンプヘッドに組み合わせるキャビネットやマイクなどを選択します。

 Orangeアンプは一般的なフロアタイプのギター用マルチエフェクターや、プリアンプとしてモデリングされることが多くありません。またリハーサルスタジオでもなかなか触れる機会がないので、Orangeアンプのサウンドを手軽に使用できるのは何にも勝る魅力です。

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