スマホで始める「音楽アプリ部」 第42回
フェンダーなどとは一味違った魅力を手軽に楽しめる
Oasisも愛したアンプメーカー「Orange」がアプリに! その実力は?
2014年04月19日 12時00分更新
おススメのセッティングはアンプ側で大音量を楽しめる仕様
個人的にオススメなセッティングはRockerverb 50ヘッドのモデリングである「R.VERB 50」と「2×12"AD30」キャビネットの組み合わせ。BASSを少し絞り、TREBLEとMIDDLEを強調したイコライジングで小さめなキャビネットを鳴らし切るイメージです。
マイクにはNEUMANN U87のモデリングである「87」を選択し、Shure SM57のモデリングである「57」よりもウォームなテイストを足しています。
専用エフェクターは4種類で、アンプと相性よくチューニングされている
AmpliTube Orange専用のエフェクターとして収録されているのは4タイプ。不要なノイズをカットしてくれるNoise Filter。単体の歪みとしてだけでなくもうひと押しのパワーが欲しいときのブースターとしても使えるオーバードライブのHIGHWAY DRIVE。レトロな揺らぎを生み出すトレモロエフェクトのTHE SHAKER TREMOLO。暖かみのあるアナログディレイを再現したECHO TRIPです。
ECHO TRIPは通常のディレイエフェクトと同じ最大1000msという長めのディレイタイムに対応しながらも、TONEコントロールでアナログディレイ特有の輪郭のにじむ柔らかい音作りが可能という優れもの。AmpliTube Orangeをアドオンで使用する際には、硬めな音質なら通常のディレイ、柔らかめな音質ならECHO TRIPというように使い分けることで、より理想的なサウンドメイクを楽しめます。
AmpliTube Orange単体でもギターアンプシミュレーターアプリとして最低限のことはできます。ただ、非常によくできたOrangeのアンプモデルをさらに生かすためにも、AmpliTube本体を入れておいてアドオンで加えるのがよいでしょう。
この連載の記事
-
最終回
スマホ
音楽アプリの定番、プロが見る「GarageBand」の圧倒的な良さとは -
第75回
スマホ
ダブステップにスマホで入門!? 「Drum Pads 24」を試す! -
第74回
スマホ
作曲だけじゃない、ライブ音源としても使えるiPad用DAWアプリ「BeatHawk」 -
第73回
スマホ
iPhoneに鼻歌を録音するだけで、楽曲が完成するアプリ!? -
第72回
スマホ
500の音色が高品質! プロが憧れたドイツ製シンセのiPad版は納得の出来 -
第71回
スマホ
いろいろな効果音が鳴らせるアプリは、音楽アプリになるか? -
第70回
スマホ
失敗しない! 初めてのリズムマシンはiPad版「D-Pad」がいい -
第69回
スマホ
スマホでヴァイオリンを演奏! 弦楽四重奏も楽しめるぞ -
第68回
スマホ
PD音源をアプリで! カシオのシンセ「CZ」が80年代っぽい -
第67回
iPhone
今さらやる意味はあるのか!? 「ブブゼラ」アプリを比べる -
第66回
スマホ
ボタンを押せばループ完成! ヤマハ製シーケンサーアプリが超簡単 - この連載の一覧へ