社員のモチベーションを高めることも大切な要素
樋口社長は、「上期までの成果をみれば、私が就任して以降最大のリードを取っているはず」とする。
「今年の正月は、日本マイクロソフトの社長に就任して、初めて里帰りすることにした」と樋口社長は笑うが、実はそれも、上期折り返しまでの成果に自信を持っているからともいえる。
樋口社長は、「No.1 Subsidiary奪回は社内のイベントであり、対外的な活動と一切関係がないものである。我々が目指す最大の目的は、日本のお客様に喜んでいただける製品やサービスを提供し、お客様に認めていただくことである」としながらも、「カントリーマネージャーの役割として、社員のモチベーションを高めることも大切な要素。その点でも、No.1 Subsidiary獲得には徹底してこだわっていきたい」とする。
だが、上期が「ぶっちぎり」とはいえ、その勢いを下期も継続しなくては首位獲得はままならないだろう。また、売上げ目標達成の数字ではなく、スコアカードの評価など、細かい要素がどう影響するかも最後まで分からない。昨年もそうだったが、直前まで日本がリードしているとされながらも、最後に他国に抜き去られたことが過去にもあった。
「最終コーナーを回っても結果が分からないというのが、No.1 Subsidiary表彰」だとする。
部門表彰で、多くのトロフィー獲得を目指す
表彰は、No.1 Subsidiaryのほかに、部門表彰もある。
昨年は、No.1 Subsidiaryは逃したが、OEM部門においてJapan EmbeddedデバイスチームがNo.1を獲得。その証である大きなトロフィーを日本に持ち帰っている。
「今年は倍返しだ」と、樋口社長は、流行語大賞になった言葉を使いながら、複数のトロフィーを持ち帰る考えだ。
下期はどんな成果につなげることができるのか。雪辱に向けた後半戦がスタートすることになる。
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