米マイクロソフトが、10月26日(米国時間)に発表したSurfaceファミリーの新製品「Surface Studio」や、「Surface Book」の進化、そして、Windows 10の3度目のメジャーアップデートとなる「Windows 10 Creators Update」、新入力デバイスの「Surface Dial」の発表は、同社の新たな方向性を感じることができる内容といえた。
それは、Windowsの新たな世界が、「クリエイティブ」という方向へと明確に向かっていることだ。発表された内容の詳細については、別記事を参照してもらいたいが、発表した製品を横串にしているのが、この「クリエイティブ」というキーワードだろう。
最も話題を集めたSurface Studioは、「“ワークステーション”を、パワフルな“デジタルキャンバス”へと変える製品。没入感のある自然なクリエイティブ作業を可能にする新しいデバイス」と位置づけているように、クリエイターを強く意識したデスクトップ製品となっている。
史上最薄となる液晶ディスプレーを採用。解像度4.5K(4500×3000、192ppi)の28型スクリーンは、4Kテレビと比較してもピクセル量は63%増となっており、クリエイティブな作業には最適だ。
Surface Studioで利用できる新しい入力デバイスのSurface Dialも、「クリエイティブ作業のために設計されたもの」とする。
また、Surface Bookの進化も同様だ。マイクロソフトが発表した「Surface Book with Performance Base」は、第6世代Core i7とNVIDIA GeForce GTX 965M(2GB/GDDR5)を採用したことで、オリジナルのSurface Bookと比べて2倍以上のグラフィック処理能力を実現したという。「エンジニアは、数千の部品を持つ3D CADモデルを画面上で回転させ、デザイナーや開発者は、大容量のファイルを迅速にレンダリングし、ゲームファンはお気に入りのゲームをより楽しめるようになる」とする。これもクリエイティブを意識したものであるのは明白だ。
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