インテルは4日、上級副社長のTom Kiloy氏による基調講演をCOMPUTEX TAIPEI 2013の会場である台北国際会議センターで開催した。
講演ではまずハードウェアの過去を紹介。これまでに販売数が増加したきっかけととしてNetbookやUltrabookがあったが、近年はタブレット市場が拡大し、大きな変化が起きていると説明。この変化に乗り、業界をリードしていくためのインテルの答えが、ノートPCとタブレットを融合させた“2 in 1”だと述べた。
タブレットは便利だが、アプリに限界があり、入力デバイスも乏しい。そこで用途に合わせてキーボードを取り付けることにより、ノートPCの感覚で操作でき、そのうえノートPCでしか利用できないアプリも利用できるようになる。それだけの機能を付加しても重量はタブレットと遜色ない。そんな画期的なデバイスが“2 in 1”だと語る。
その“2 in 1”デバイスを実現するためのプロセッサーが「Merrifield」と「Bay Trail-T」だ。Merrifieldはスマートフォン向けで、2014年第1四半期に出荷予定。Bay Trail-Tはタブレット向けで、年内の出荷を予定しているという。どちらも22nmプロセスで製造され、Silvermontマイクロアーキテクチャーを採用する。
そしてBay Trail搭載の“2 in 1”を披露し、4K2Kの動画を配信するデモを行なった。目指すのは、1日中バッテリーが持続するデバイスだという。今年中に登場するであろう各社のBay Trail搭載デバイスに期待が高まる基調講演だった。
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