日本でも自作ユーザーを中心に人気のメーカーAntec。COMPUTEX TAIPEI 2013でも、日本人が喜びそうな製品を展示していた。
Antec渾身のフルタワー
「Nineteen Hundred」
E-ATX対応のフルタワーケースの新製品が「Nineteen Hundred」だ。電源ユニットを下部、マザーボードを上部に取り付けるAntec独自の2層構造「デュアル・チャンバー構造」を採用する。冷却機構として120mmファンをフロントに3基、トップに2基、HDDトレイに2基、リアに1基増設可能だ。8月下旬発売予定で、価格は299ドル前後を予定している。
人気シリーズを小型化
「P100」
Antec不動の人気PCケース「Performance One」シリーズの新作が、長い沈黙を破りついに登場する。その新作は「P100」。ATXフォームファクターに対応したミドルタワーだ。「P180」シリーズおよび「P190」シリーズ同様の外観で、270度まで開くフロントカバーも健在だ。「P180/190」よりもコンパクトにまとまっており、狭い日本の住宅事情にマッチするだろう。8月下旬発売予定で、価格は8980円前後。
新型水冷クーラー
「KUHLER H2O」シリーズ
水冷クーラーの新作は、一目見ただけで違和感を覚えるだろう。ラジエーターに取り付けられたファンが妙に飛び出しているからだ。従来品は、冷却ヘッドとポンプが一体化しているのだが、今回のモデルでは冷却ファンとポンプが一体化しているからだ。Antecによると、リザーバータンクとポンプの位置が近くなったことで、より効率よく冷却できるのだという。

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