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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第17回

ワンソース・マルチユースで大切なこと

アップルが移転した六本木ヒルズ レセプションの成功の鍵

2013年05月17日 09時00分更新

文● 前田知洋

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第二会場は、TOKYO CITY SYMPHONY

 ホテルの第2会場では、東京の街並を1/1000で精密に再現した模型に、幻想的な夜景を3Dプロジェクションマッピングで再現したデモンストレーションを見ることができます。普段は非公開の精密に再現されたビル群は、日本人の技術が凝縮されているようで感動的です。

 情報に敏感な人ならもうご存知だと思いますが、これはオンラインでユーザーが自由に3Dプロジェクションマッピングできる10周年記念サイト「TOKYO CITY SYMPHONY」のためのプロジェクト。信じられないほど精密な模型とフィクションの夜景の美しさは、サイトにアクセスしてご覧いただくとして、こうしたオンライン・イベントをレセプションのゲストのリアルなエンターテイメントにしてしまう発想は脱帽です。

「TOKYO CITY SYMPHONY」

第三会場 森美術館「LOVE展」プレオープニング

 「プレ」という言葉、一般の人より少しだけ早く観ることができる美術館、ましてや「LOVE展」となれば官能的でもあります。

 シャガールやマグリット、ダリ、ロダン、さらに初音ミクまで展示され、美術に特別な知識がなくても楽しむことができます。特に印象的だったのは、草間弥生による一部屋の作品『愛が呼んでいる』。都会の夜景すらマルチユースして作品の一部に取り込んでしまうエネルギーは圧巻です。

草間彌生《愛が呼んでいる》2013年 ミクストメディアイン スタレーション展示風景:「LOVE展:アートにみる愛のかたち」(森美術館)撮影:木奥恵三

 興味深いのは、この会場は条件を守れば、普通の来場者でも写真撮影が可能なこと。プレオープニングだけでなく、会期中は「美術館で写真を撮る」という、少しワイルドな感覚も楽しむことができます(笑)

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