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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック”第63回

水、火、木、空という、古く新しいコンテンツ echo camp series 2015レポート

2015年04月10日 09時00分更新

文● 前田知洋

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echo camp series 2015とは?

 徳島の神山町に行ってきました。神山町は、IT企業も続々とサテライト・オフィスを構えたり、小泉進次郎氏も視察するなど、多くのメディアに注目される話題のスポットです。

 今回のイベント「echo camp series 2015」は、アメリカ大使館文化担当官補佐の中西玲人氏による招待制のアクティビティ。第一線で活躍するジャーナリスト、アートディレクター、写真家、経営者、政治家、教育関係者、マジシャン(←筆者です。笑)など、参加者は多岐にわたります。

 とても唯一無二なイベントで、参加者の一人、TEDxKids@Chiyodaファウンダーの青木竜太氏は「TEDActiveに似ている」と語ります。青木氏に「じゃあ、TEDActiveとは?」と尋ねると「今回のecho camp seriesみたいな…」というグルグルと話が循環してしまうのも、このイベントの特徴です。表現のプロを含んだ参加者でさえ、概要説明が難しいこのイベント、プログラムの断片をつなぎ合わせて皆様にお伝えしてみます。

水、火、木、空という、古く新しいコンテンツ

 じつは、都会のオフィスでできることは限られています。裸足になって水遊びもできないし、火を焚いて仲間と囲んで夢を語り合うこともできない。「それって、遊びでしょ?」と読者に突っ込まれるかもしれませんが、コンテンツやテクノロジーの目的が「人を幸せにすること」であることを、僕らは都会にいるとうっかり忘れしまいがちです。

体験は知識や情報を上回る。神山町、雨乞いの滝にて。写真:大月信彦

 枝で作られた杖を片手に豊かな森を歩く。フリークライミングのように滝を登り、命の危険を実感すると同時に、誰かに熱弁したくなるような絶景を目の当たりにする。陽が落ちれば、キャンプファイヤーを囲んで夜明けまで炎と星を眺める。水、火、木、空という、太古から人間を魅了してきたプリミティブなコンテンツに再会してビックリしたわけです。ただのバケーションと違うところは、すぐ隣に価値を共有できる仲間がいて、直感した「イノベーションの芽」を育てられそうなところ。実業家であり、英国ヴァージングループの創設者のリチャード・ブランソン氏の肩書きに「冒険家」とあるのも、なんとなく腑に落ちます。


 

(次ページ、「人間と自然と最新テクノロジーの融合」に続く)

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