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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック”第69回

プロの道具がスゴイ!

2015年07月07日 09時00分更新

文● 前田知洋

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 建築誌でコラムを書いていることもあり、自宅のメンテナンスを仕事の合間にやっています。メンテナンスといっても、鉄柵のサビ落としやペンキ塗り、溶接、防蟻(防虫)まで、かなりガテン系の作業。以前はプロの職人に頼んでいましたが、「こんなに楽しいことを誰かに任せるのはもったいない!」と数年前からは自分でやるようになりました。

 そこでお世話になるのがホームセンターやプロショップ。一般向けから、プロ用まで様々な道具が揃っています。「使い方がわからない」と敬遠しがちなプロの道具ですが、使ってみると「えっ!いままでの苦労は何だったの?」と思うくらい作業がはかどります。

プロ用カッターナイフ

ドライバーカッターL500(Tajima)。黒色の刃は通常の刃よりも薄く切れ味が良い

 いまや100円ショップにあるカッターナイフ。でも、プロ用のカッターを使ってしまうと、もう戻れません。一般的なカッターとの違いは、グリップの適度な太さと刃先の安定性。その効果で、切る線がズレたり途中で刃が引っ込んだりしない。 写真のL500(Tajima)は刃をロックする力が25kgもあるうえ、刃を収めると焼入れされた先端をマイナスドライバーのように使うことができ、ペンキ缶などの蓋をこじ開けるのにも使えます。

ネジの頭を潰してしまったときは…ネジ専用ペンチ

先端の形が独特のネジザウルスPZ-55(エンジニア)

 PCの修理などでもたまに発生するネジの頭のつぶれ。ネジが錆びていたり、サイズが合わなかったり、安いドライバーを使ってしまうことが原因です。こうしたケースはプロでも遭遇するようで、専門の工具がいろいろとあります。

 僕が一番使うのは、ネジ専用のペンチ。先端がネジの頭を掴むように設計されており、1時間頑張っても回らなかったネジが一発で回りました。サイズも数種類あり、PCなど、デリケートな機材にも使えるのがポイントです。

潰れたネジ専用ドライバー

潰れたネジに威力を発揮するSK-11パーフェクトドライバー(藤原産業)。先端は硬いクロムバナジウム鋼

 ネジの頭が低かったり、ガチガチに錆びているときに有効なのが専用ドライバー。潰れかかったネジの溝にフィットしやすい形状で、普通のドライバーとしても使えるのが便利です。それでも空回りしてしまうときは、ネジに当ててハンマーで叩き、強引にネジ頭の溝を作り直して回します。

ショックドライバー

打撃で回すショックドライバー、ミニインパクトドライバー(兼古製作所)

 それでも無理なときは、最期の手段「ショックドライバー」。ネジに当てて同様にハンマーで叩きますが、叩くと同時にネジが回転する構造になっています。30年間雨風にさらされ、錆びて原型をとどめていない面格子(防犯用の鉄格子)のネジもサクッと回りました。


 

(次ページ、「ナイロン繊維のヤスリ」に続く)

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