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2013年春のオフィス向けIT機器選び第6回

スモールビジネスなら運用管理も楽なヤマハのルーター&スイッチ

トラブルに強いネットワークを実現するヤマハの「SWX2200」

2013年03月28日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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専任管理者不在のスモールビジネスのネットワークにおいては、なにより障害が発生しないこと、障害にいち早く対応できることが重要。そんなトラブルに強いネットワークを構築したいのであれば、ヤマハのルーターとスイッチ「SWX2200シリーズ」の組み合わせが最強だ。

ネットワークトラブルの原因の多くは
「たわいないが厄介」

 日本はブロードバンドサービスのコストが諸外国に比べても安価であり、特に光ファイバーのインターネット接続は非常に低廉な料金で利用できる。そのため、従業員が少ないスモールビジネスの現場でも、安心してインターネットをフル活用しているはずだ。逆に、もし社内のネットワーク(LAN)に障害が起こった場合、業務に大きな影響がおよぶ。ネットワーク障害は、現象としてはインターネットが利用できない、あるいは通信が遅いといったものだが、その原因と影響は多岐に及ぶ。

 長らくネットワーク機器を手がけるヤマハの調査によると、LANの主要トラブル原因は以下のとおりになる。実は全体の35%が同じスイッチ同士を二重につないでしまうLANループだ。スイッチ間でループを作ってしまうと、同じパケットは異なる経路で宛先なくグルグル回り続けるという現象が起こる。結果的にループしたパケットの送信が嵐のように激しいトラフィックとして膨らみ、通信が不可になってしまうのだ(ブロードキャストストーム)。続いて、「意図せぬ電源断」や「ケーブル抜け」、「装置障害」が挙げられ、残り27%が「その他の原因」となっている。

LANの主要なトラブル原因

 こう見れば、正直「たわいない」原因だが、ネットワークが複数のフロアや拠点にまたがっている場合、トラブルの原因を特定するのはきわめて難しい。管理者が現地に足を運び、ケーブルの結線や電源の抜けをチェックするのは、現実的ではないだろう。

ヤマハのルーターとスイッチで実現する
見える化の威力

 こうした障害をいち早く検出し、対処するためには「ネットワークの見える化」が必須になる。ルーターやスイッチがどのポートを介して、どのようにつながれているのかが把握できれば、障害もいち早く検知できる。さらに管理ツール等で、障害箇所がいち早く特定されれば、復旧もスピーディに行なえる。もちろん、見える化だけではなく、「高い耐障害性」も重要だ。たとえば、ケーブルが抜けても別のリンクを利用できるとか、LANループしてもブロードキャストストームを抑える仕組みが用意されていれば、こうした問題には陥らない。

 こうした「ネットワークの見える化」と「高い耐障害性」を実現し、トラブルに強いネットワークを実現するのが、ヤマハのスイッチ「SWX2200シリーズ」である。

ヤマハのギガビットスイッチ「SWX2200シリーズ」

 SWX2200は、長らくルーターを手がけてきたヤマハ初のLANスイッチで、8ポートと24ポートのモデルが用意されている。外見だけを見ると、一般的なスイッチにしか見えないが、最新のヤマハルーター※から設定や管理を一元的に行なえるという唯一無比の特徴を持っている。1台のヤマハルーターでは、配下に接続されたSWX2200を最大32台まで制御できるので、管理はルーター1台で済む。つまり、物理的には異なる筐体であるにも関わらず、ルーターのLANポートが増えたように扱えるわけだ。

※対応するルーターは「RTX1200」「RTX810」「NVR500」「FWX120」(2013年3月時点)

 ユーザーにとってうれしいのは、ルーターやスイッチの接続状態(トポロジ)を自動的に検出する機能である。ヤマハルーターのGUIツールからメニューを開くと、スイッチの前面ポートやSWX2200などの機器のアイコンで、最新のネットワークの状態がリアルタイムに表示される。あとからスイッチが追加されても、接続状態に応じてトポロジを表示してくれる。

ルーターのGUIからスイッチの接続状況を確認できる

 利用方法は簡単だ。ルーターとスイッチの結線を済まし、電源をオンにした後、WebブラウザでルーターのGUIにアクセス。トップメニューで「スイッチ制御」で基本設定を選択し、「LANインターフェイス」に対し、スイッチ制御機能の「使用する」をオンにする。これでSWX2200の制御が可能になるので、接続されたLANインターフェイスの「実行」ボタンをクリックする。LAN1につながれているスイッチのリンクが一覧表示される。トポロジを把握しやすいアイコン表示のほか、結線状態までチェックできる詳細表示も選べる。色のついているポートにマウスオーバーするだけで、リンク状態やフレームカウンタまでポップアップ表示される。

接続されたLANインターフェイスのスイッチがアイコン表示詳細表示で結線状態も把握しやすくなる

 さらにスイッチに接続されているPCをリスト表示させることも可能。不正な端末を見つけたら手動でポート自体を閉じて通信を遮断することもできる。ルーターの機能を活用すれば、接続端末のMACアドレスをあらかじめ登録することで、登録されたPC以外の接続を拒否することもできる。セキュリティという観点でも、SWX2200は役立つ機能を満載しているわけだ。

 スイッチの設定もヤマハルーターのGUIから容易に行なえる。たとえば、ポート単位で異なるLANを構成するVLANは、セキュリティの観点から企業では必須の機能だが、どのポートをどのVLANに所属させるかをコマンドで設定するのは意外と面倒。また、1つのポートが複数のVLANに所属するマルチプルVLANや、所属するVLAN IDをフレームに付与するタグVLANなど、VLANの種類によって設定の仕方が異なることも多い。その点、SWX2200では、ヤマハルーターのGUIから直感的に操作できる。

 SWX2200は障害対応も優れている。前述したLANの主要トラブル原因でもっとも多かったLANループに関しては、ループ状態をGUIで表示。ループ検出したポートにアラートを掲出するほか、対象ポートを自動シャットダウンできる。障害原因となっている端末の接続場所をMACアドレス・IPアドレス・ホスト名などで検索することも可能だ。

 また、いざスイッチが壊れても、ユーザーは故障した機器を代替機に交換すれば、ルーター側から設定が自動的に注入される。スイッチの設定情報をヤマハルーター側が保持しているため、手動で設定する手間が一切不要なのだ。

故障したSWX2200を代替機に取り替えれば、ルーターから設定が自動的に適用される

(次ページ、新ファームウェアでますますトラブルに強く)


 

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