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2013年春のオフィス向けIT機器選び第5回

ギガビットを前提にネットワークを高速化せよ

SOHOをもっと快適にするスイッチや無線LAN機器5選

2013年03月26日 11時00分更新

文● 渡邊利和

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PCはもちろん、プリンタ/複合機、周辺機器、ネットワーク機器やNAS、モバイル通信などスモールビジネスに最適なオフィス機器やサービスを提案する特集。第5弾は、スイッチや無線LANなどのネットワーク機器を集めてみた

 ブロードバンドの利用料金が諸外国に比べても安価な日本では、スモールビジネスにおいてもネットワークをビジネスにフル活用しなければもったいない。また、タブレットやネットワーク対応の複合機などを社内で活用するためには、ネットワークの拡充が不可欠といえる。

 

 従来、スモールビジネス向けの製品は、エンタープライズの製品に比べ、機能や性能の面で劣っていた製品が多かった。しかし、昨今は低価格で高速なネットワーク機器を安価に入手することが可能になっている。しかも、ツールもわかりやすいGUIで提供されているので、非専任の管理者でも容易に設定が行なえる。

 ここでは、スイッチや無線LAN機器、ファイアウォールなど、バラエティ豊かなスモールビジネス向けのネットワーク機器を集めてみた。(掲載順序は社名の50音順)

PoE対応機器に給電できる
8ポート1Gbpsスイッチ

アライドテレシス「AT-GS900/8PS」
標準価格:8万9800円(税別)


 10/100/1000BASE-T×8ポートとSFPスロット×1を備える小型のボックス型スイッチで、4ポートがIEEE802.3at(Power over Ethernet Plus)準拠のPoE+対応スイッチとなっている。給電容量は、ポート当たり最大30W、装置当たり最大75Wの給電が可能。小規模なオフィスなどでPoE対応の無線LANアクセスポイントを設置する場合などに手頃な規模のスイッチだ。ファンレス設計で稼働中の動作音がしないため、オフィス内に設置しても邪魔にならない。

 リンクダウン中のポートの電力消費を自動的に抑制したり、接続されたLANケーブル超を自動的に検出して消費電力を抑制するなどの省エネ機能も実装されている。寸法は280(W)×180(D)×44(H)mmで、重量は1.8kgと小型・軽量だが、19インチラックマウントキット一式も標準で付属する。

20万円以下で購入可能な
8ポート10Gbpsスイッチ

ネットギア「ProSAFE Plus 8ポート10ギガビットスイッチ XS708E」
価格:19万9500円(税込)


 中小企業のネットワークを10Gbps対応にアップグレードする際に有効な8ポートスイッチ。全8ポートが銅線の10GBASE-Tに対応するほか、1ポートのファイバーインターフェイス(SFP+コンボポート)も備える。

 LANケーブルは、CAT6またはCAT7が利用可能。ポートVLANとタグVLANの両方をサポートし、最大64個のVLANが利用できる。ラックマウントキットも付属する。寸法は440(W)×206(D)×44(H)mmで、重量は3.6kg。本体には同社のライフタイム保障が適用され、ユーザーが製品を利用している間は期間を定めずハードウェア故障に対する保障を提供する。

消費電力を従来比33%カット!
低消費電力設計の法人向け無線LAN AP

バッファロー「WAPM-APG600H」
希望小売価格:3万9800円(税込)


 管理者向け機能の充実と小型・低消費電力設計がポイントの企業向け無線LANアクセスポイント。従来モデル比で約33%の電力消費カットが実現された上、LANケーブルの長さや通信状況に応じてLANポートへの通電を抑える「おまかせ節電NEXT」などの節電機能も実装する。最大消費電力は8.4W。電源供給はPoEが基本だが、別売りオプションでACアダプター(5040円)も購入可能。

 無線LAN規格はIEEE 802.11n/a/b/gに対応し、5GHz帯と2.4GHz帯の同時利用が可能。有線側は1000BASE-Tに対応。セキュリティ機能としてマルチSSIDをサポートしており、2.4GHz帯/5GHz帯それぞれ16個までの最大32個のSSIDを運用可能。SSIDごとに認証方式/暗号化方式を設定できる。タグVLANにも対応し、最大32のVLANを設定可能。信頼性向上のために日本製コンデンサを採用し、3年間保証が提供される。

「MDM」や「見える化」を提供する
ユニークな無線LAN AP

ヤマハ「WLX302」
オープン価格(参考価格:5万円)


 5GHz帯(IEEE 802.11a/n)と2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)の同時利用が可能な無線LAN APだが、企業ネットワーク向けに運用管理機能を強化している点がポイント。「見える化」機能で無線LANの電波状況を可視化でき、スループット、周辺のアクセスポイント、チャンネル使用率、CRCエラー率、接続端末の情報などが確認できる。検出した値が一定値を越えた場合、そのときの無線LANの状態を自動保存する「スナップショット機能」もあるので、障害の状況を後から確認できる。

 スイッチ制御機能を搭載したヤマハルーターから集中管理できるのに加え、WLX302ではモバイル端末の一元管理を可能にするMDM(Mobile Device Management)機能も搭載される。PoE(Power over Ethernet)機能によってEthernetケーブルから給電を受けることが前提だが、PoEが利用できない場合に備えて電源アダプターが別売りオプション(4725円)で用意される。

■製品情報

追加するだけでセキュリティを高める
透過型ファイアウォール

ヤマハ「FWX120」
希望小売価格:8万1900円(税込)


 WANポート×1/LANポート×4(スイッチングハブ)それぞれ1Gbps対応のEthernetインターフェイスを備え、WANポートとLANポートの間を通過するトラフィックに対してフィルタリングを行なう透過型ファイアウォール。ブロードバンドルーターとLAN側のスイッチの間に挿入するだけで、LAN内部のIPアドレス設定やルーティング設定を一切変更することなくファイアウォール機能を追加できる。HTTPSに対応したURLフィルタ機能や不正アクセス検知機能(IDS)、Winny/Shareフィルター、MACアドレスフィルタリングなど、豊富なセキュリティ機能が実装される。

 DHCP端末認証機能では、接続を許可しない端末に対しては特定セグメントへのアクセスを禁止するなど、端末ごとに異なるアクセス権を設定することもできる。「診断」「監視」「レポート」の3機能で構成される「セキュリティアドバイス機能」も実装。WAN側との通信は確保しつつLANポート相互間での通信を遮断できる「ポート分離機能」はLAN内でのウィルス感染の拡大防止などに有効だ。

■製品情報

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