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モニターキャンペーンでヤマハ入魂の新スイッチがすぐに使える!

ルーターから設定できるスイッチ「SWX2200」を試用せよ!

2011年02月21日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●曽根田元
記事協力●ヤマハ

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ヤマハ初のスイッチ「SWX2200」の発売がいよいよ近づいてきた。そこでヤマハは「ルーターから設定できるスイッチ」というSWX2200のユニークなコンセプトをアピールすべく、100名のモニターキャンペーンを行なう。いまこそ、その便利さを試すチャンス!
【3月10日】キャンペーンは好評につき終了いたしました

ルーターからスイッチが一元管理できる!

 ヤマハのSWX2200は、ギガビットポートを搭載したL2のスイッチングハブ。8ポートのSWX2200-8Gと24ポートのSWX2200-24Gの2機種が用意されている。一見すると普通のスイッチングハブだが、ヤマハの最新ルーター「RTX1200」「NVR500」から設定管理が可能というユニークな特徴を持っている。最大8台のSWX2200を管理でき、ルーターに搭載されたGUIメニューやコマンドを用いて接続状態の確認やポートの管理、あるいはVLAN設定まで行なえる。スイッチという別製品ではあるが、ヤマハのルーターのLANポートを増設したように見えるわけだ。

 なぜこうした製品を投入したのだろうか? そもそもなぜ今スイッチ市場に参入するのか? これは小規模・多拠点のルーターを含め、一元的な管理を行ないたい、そしてWANとともにLANのギガ化をトータルで実現したいという声が高まっているからだという。

ヤマハ サウンドネットワーク事業部 商品開発部 技師補の瀬尾達也氏

 製品の開発を担当したサウンドネットワーク事業部 商品開発部 技師補の瀬尾達也氏は、「一番大切にしたのは、なにかを新しく覚えなくて済むということです。あくまでルーターのGUIの一部として設定ができるという点を重視しました」と語る。設定はルーターに保存され、スイッチはルーターと接続するだけで、自動認識。ネットワーク構成の変化にも自動的に追従し、ルーターのGUIを見れば末端のSWX2200に加え、つながっているホストまできちんと識別できる。今までのネットワーク機器では、意外とできなかったことだ。

 さらにルーターで対応しているSNMP機能やLuaスクリプトによる制御まで利用可能になっている。SNMPを用いれば、既存のネットワーク管理ツールでルーター、スイッチをまとめて管理できる。さらにLuaスクリプトを使えば、条件判別しながら、ルーターとスイッチを制御できる。「たとえば、LAN側の経路の冗長化や接続する端末の管理、あるいはWinny/Shareを利用しているポートの遮断などが、LuaスクリプトやカスタムGUIを使って簡単に行なえます」(瀬尾氏)という。

SXW2200はこう使え!その実力を知る3つのシナリオ

 そのSWX2200の出荷がいよいよ2月末に迫ったことを受け、ヤマハはモニターキャンペーンを行なう。基本的にはヤマハルーターとの連携が前提ということで、RTX1200かNVR500を導入しているユーザーに限るが、SWX2200複数台が応募したユーザーに提供され、そのユニークな機能を試用できるというものだ。

 とはいえ、いきなり機材が送付されてきても、困ってしまうユーザーがほとんどだろう。そこで、瀬尾氏のアドバイスを元にどのようなシナリオを試せばよいのかみていきたい。

ルーターからSWX2200を自動認識

 まずはルーターにSWX2200を接続し、GUIから認識するというものだ。ルーターのGUIに「スイッチの管理」というメニューをたどれば、接続トポロジとリンク状態を表示できる。物理接続の通り、SWX2200が接続されているか確認してみよう。

ネットワーク接続のトポロジやポートの状態が表示

スイッチを切り離せば、切断がいち早く検出され、違うポートに接続し直せば、トポロジも追従して変化する。さらに「ホスト検索」という機能を用いて、スイッチの先につながっているPCを検索できる。ネットワークの上流から末端の端末まで一元的に管理できるということを体感してみよう。

ホストの検索を試してみよう

ルーターのGUIからVLAN設定

 次は同じくルーターのGUIからVLANを一括設定してみよう。トポロジに表示されたSWX2200をクリックし、ポートを選択するとVLANが設定できる。1つのリンクで複数の異なるVLANのフレームを送受信できるタグVLANや1つのポートを複数のポートに所属させるマルチプルVLANにも対応する。通常、1台ごとに行なわなければならない設定が一括でまとめてできる。

マルチプルVLANも容易に設定できる

SWX2200での冗長経路構成

 3つ目は、Luaスクリプトを使ったスイッチの経路冗長化を試してみよう。スクリプトというと敷居の高さを感じるが、実は比較的簡単だ。たとえば、2台のスイッチとルーターで経路を冗長化し、リンクダウンの際に自動的に他のリンクをアクティブにするといったSTPのような処理は、以下のような、たった10行のスクリプトで制御できる。


    while true do
    --RTX1200 LAN1:port1 のdown監視
        rt.syslogwatch("LAN1: PORT1 link down",1)
        rt.command("no lan shutdown lan1 2")
        rt.syslog("info","no lan shutdown lan1 2")
        
    --RTX1200 LAN1:port1 のup監視
        rt.syslogwatch("LAN1: PORT1 link up",1)
        rt.command("lan shutdown lan1 2")
        rt.syslog("info","lan shutdown lan1 2")
    end


 3月上旬には、ヤマハのサイトでもサンプルのLuaスクリプトが用意され、Web認証やWinny/Share制御、ブロードキャストの抑制などが可能になる予定だ。「スクリプトを外部メモリに入れておくことも可能なので、たとえば拠点に送ってあとは遠隔で操作というのもできます」(瀬尾氏)。ルーターのカスタマイズが可能なLuaスクリプトは、差別化に悩むSIerにとって大きな武器となるはずだ。

 ただし、NVR500では対応のファームウェアが2011年4月にリリースされる予定なので、到着からやや時間がかかることは理解しておきたい。とはいえ、Windows版向けのスイッチ設定ユーティリティは提供されるので、そちらはいち早く試せる。

手頃な価格で導入しやすい!さっそく試そう

 さて、モニターキャンペーンの試用で、実際に導入してみたいと思ったユーザーやSIerは、販売代理店から製品の購入に進もう。価格はオープンプライスだが、想定されていたより安い金額で販売されるようで、8ポートのSWX2200-8Gが約2万円、24ポートのSWX2200-24Gが約6万円の実売になる模様だ。ルーターから制御できるインテリジェントスイッチと考えれば、かなりお買い得といえる。管理者に大きなメリットをもたらす新コンセプトスイッチを、いち早く試してみよう!

「SWX2200-8G/24G」モニターキャンペーン概要

【モニター応募受付期間】2011年2月21日(月)~2011年3月10日(木)
【募集人数】合計100名
【貸出期間】モニター期間終了後、アンケート協力を条件に譲渡
【応募資格】ヤマハルーターRTX1200/NVR500の利用者、または4月末日までに購入を予定されている方
【応募方法】ヤマハのWebサイトからご応募ください
【抽選方法】応募者多数の場合は、ヤマハ社内での審査と抽選により決定いたします
【当選者の発表方法】当選者宛にメールにて連絡いたします
【商品の発送時期】3月上旬~3月末で順次発送いたします(NVR500対応ファームの提供が4月のため、RTX1200ユーザーが優先となります)
【応募ぺージ】こちら(https://survey.yamaha.co.jp/form/NpNLnnucRw/outline.php?media=3)になります
【付帯事項】なお、当選者は2回のアンケートに回答する必要がございます。詳細は、ヤマハのWebサイトをご参照ください


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