6月5日、ヤマハは2008年に発売された「RTX1200」の後継モデルにあたるSOHO向けVPNルーター「RTX1210」を発表した。
RTX1210では、RTX1200のコンセプトを完全に継承すると同時に、GUIを全面的に再設計。NVR500やRTX810で好評の「かんたん設定」ページをより進化させた新しい画面で、基本的なネットワークを容易に構築できるという。さらにFWX120で実現した「ダッシュボード」機能を、RTX1210の新GUIでも利用可能。運用管理やトラブルシューティングに有用なガジェットを利用環境にあわせて選択し、画面上に自由に配置することで、直感的にネットワークの状態を把握できる。
また、ネットワークの見える化機能を進化させ、ネットワーク機器配下に接続されている端末まで管理できる「LANマップ」を新たに搭載した。スイッチ、無線LANアクセスポイントのみならず、その配下のPCやプリンター、ネットワークカメラ、POS端末、スマートデバイスなどの端末を一覧表示できる。さらに異常の自動検知およびその通知など、トラブル発生時の原因究明に役立つ機能もあわせて提供する。
ルーター基本性能もスループットを最大2Gbps、VPNスループットも最大1.5Gbpsと従来機種より向上。動作環境温度45℃対応やEEE(Energy Efficient Ethernet)搭載による省エネ対応など、環境性能も進化しているという。10個のLANポートが搭載されており、LAN1は8ポートのスイッチングハブとして利用可能。データ通信端末用のUSBポートや根強い人気を誇るISDNのS/T点インターフェイスも搭載する。
価格は12万5000円(税抜)で、発売は2014年11月からの予定。