“見たまま”のチューニングを採用
従来同様iPhone 5には、スタンダードやポートレートなど、デジタルカメラによくある撮影スタイルの設定はなく、基本的に写真は“見ているまま”に近づけるチューニングがなされているようだ。実際に一定光量のある場所で撮影してみると、ホワイトバランスの設定にこだわっているのが分かるハズ。だいぶ気軽に撮影できるカメラになった印象が強い。暗所はさすがにノイジーだが、iPhone 5で見る分には特に不満はないものになる。
また、発色がかなり強化されており、掲載した色鉛筆の写真を見ても主立った階調が出ているのが分かるだろう。さらに、「Retinaディスプレイ」の色再現性がよくなったことで、iPhone 5上で見た場合とPC用ディスプレーで見た場合の色のズレがほとんどなくなっているのもチェックポイントだ。
実際のところ、カラーキャリブレーションしたPC用ディスプレーでiPhone 4Sで撮影した写真画像を見ると、悲しい結果になることが多かったため、筆者としてはこの部分が一番うれしかったりする。
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