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すべて見せます! 「iPhone 5」&「iOS 6」総力特集 第17回

“5年目”を次のステージに導く「iPhone 5」—誰もが予想できなかった魅力を備えて堂々デビュー

2012年09月19日 10時00分更新

文● 林信行、●撮影:パシャ/小野田哲也

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すべてが新しい「iPhone 5」は、新鮮な驚きに満ちている

 2012年9月19日、新OS「iOS 6」がリリースされ、その2日後の21日には「iPhone 5」がついに発売となる。5年前の2007年に最初の「iPhone」が発表されて以来、最大の変化、そしてもっともエキサイティングなiPhoneの発表だ。

ついに登場した「iPhone 5」。この記事ではSoftBankのSIMを搭載した「ブラック&スレート」モデルをレビューした

左側面

右側面

「ホワイト&シルバー」モデル

iPhone 5本体(左)とiPhone 4S(右)の比較。iPhone 5は横幅はそのままに、縦方向に液晶画面を伸ばした。手にしっくりとフィットする感じは、これまでのiPhone通りだ

 ほぼ2年に1回のペースで製品の形状を刷新してきたiPhoneシリーズだが、どんなに大胆に形を変えた時でも、決して変えていないポイントがいくつかあった。例えば3.5インチのスクリーンサイズ。Retinaディスプレイ搭載のiPhone 4で解像度が変わった時でも、アップルは3.5インチの画面サイズをかたくなに守り続けてきたが、今回はこれも変えた。

 2003年に登場した第3世代iPodで開発され、それ以来、iPhoneにも継承されてきた30ピン横長のドック端子もそのひとつで、今回のiPhone 5で、新たに「Lightningコネクタ」という、ちゃんと名前までついた端子に生まれ変わった。そしてiPod用を元に、リモコンの真裏にマイクを追加した、リモコン付きイヤーバッド(earpad)式ヘッドホンも、新たに3年間かけて開発したという「Apple EarPods with Remote and Mic」に切り替わった。

iPhone 5天面

iPhone 5の底面に、「Lightningコネクタ」(写真中央部)と命名された新しい充電&周辺機器接続端子が配置されている

アップルから、従来の30ピンケーブルを接続するための「Lightning - 30ピンアダプタ」(2800円)も提供される

アップルが3年をかけ、600人の耳を検証して開発した新型ヘッドホン「Apple EarPods with Remote and Mic」は、どんな人の耳にでもフィットし疲れを感じさせないという。衣服とすれる音もなく、音は標準付属のヘッドホンとは思えないほど豊かでしっかりとしている

 OSについても、もっとも重要な地図機能から、電話の文字盤まですべてに目を通し、変えるべきは変えたiOS 6を搭載している。

「iOS 6」

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