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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第5回

GALAXY S III/HTC J/AQUOS PHONE Xx、3大スマホを比較!

2012年08月13日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 スマホの性能や機能を定点観測的にチェックしていく本連載。2サイクル目となる今回からは、各社のフラッグシップと位置付けされている端末の中でも、最も注目度が高い思われる3台を用意した。真の最高峰と呼べる1台はどれだろうか。

重要部分に違いあり!
3機種のスペックを比較した

 今回の3台はNTTドコモ「GALAXY S III SC-06D」au「HTC J ISW13HT」ソフトバンクモバイル「AQUOS PHONE Xx 106SH」だ。

 まずはスペックを確認してみよう。以下の通りだ。

  ドコモ「GALAXY S III SC-06D」 au「HTC J ISW13HT」 ソフトバンク「AQUOS PHONE Xx 106SH」
メーカー サムスン電子 HTC シャープ
本体サイズ 約71×137×9mm 約66×132×10mm 約67×130×10.8mm
重量 約139g 約142g 約147g
画面サイズ 4.8型 4.3型 4.7型
画面解像度 720×1280ドット 540×960ドット 720×1280ドット
OS Android 4.0.4 Android 4.0.3 Android 4.0.4
CPU MSM8960 1.5GHz
(デュアルコア)
MSM8660A 1.5GHz
(デュアルコア)
MSM8260A 1.5GHz
(デュアルコア)
ROM/RAM 32GB/2GB 16GB/1GB 32GB/1GB
メモリーカード microSDXC(64GB) microSDHC(32GB) microSDXC(64GB)
下り最大通信速度 75Mbps(LTE) 40Mbps(WiMAX) 42Mbps(DC-HSDPA)
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4GHz対応
テザリング ○(最大10台) ○(最大8台) ×
カメラ画素数 810万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
(裏面照射型)
1210万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 190万画素CMOS 130万画素CMOS 30万画素CMOS
防水/防塵 ×/× ×/× ○/○
ワンセグ連続視聴 5時間10分 6時間40分 8時間30分
FeliCa
赤外線 ×
Bluetooth 4.0+LE 4.0 3.0
HDMI ○(MHL対応) ○(MHL対応) ○(MHL対応)
SIM形状 microSIM SIM microSIM
バッテリー容量 2100mAh 1810mAh 1900mAh
Qi × × ×
カラバリ Pebble Blue、Marble White レッド、ホワイト、ブラック ラディアントホワイト、ブラック

人気大! さらにRAMが2GBで電池も大きな
ドコモ「GALAXY S III SC-06D」

防水・防塵非対応だが、むき出しの端子は便利
MHL対応でHDMI出力が可能

 4.8型という3機種中もっとも大きなディスプレーを採用する。5型スマートフォンも登場しているとはいえ、やはり大画面のインパクトは大だ。有機ELの「HD SUPER AMOLED」を採用し、細かい部分まで鮮明で明暗がはっきりしていることが印象的だ。

 端末上部にイヤホン端子、底部にmicroUSB端子が剥き出しで搭載されている。防水・防塵には非対応で、それをマイナスに感じる人は少なくないだろうが、その反面、イヤホンやケーブルを即接続できるというプラスのメリットもある。さらにカバーが劣化して、ガバガバになる……といったことがないのも実は大きい。

 このmicroUSB端子はMHL対応で、別売アダプターを使うことでテレビやモニタとHDMI接続が可能だ。ただし、一般的なMHL対応microUSB端子とはやや仕様が異なっているようで、ドコモ純正品を利用するのが確実だ。

端子がむき出しなので、充電はしやすい

バッテリー容量は大きいが、ワンセグはあまり持たない?
サイズ自体はさすがに大きいか

 GALAXYシリーズでは初めてワンセグ/おサイフケータイの両機能に対応している。処理能力を左右するRAMは2GBと、他の2機種より大きく、テザリングの同時接続台数は10台。もちろんXi対応だ。バッテリー容量は3機種中最大だが、一方でワンセグの視聴時間は3機種中最低。同環境で比較したときのスタミナが気になるところなので次回以降で詳しくチェック予定だ。

 また単体で見ると大きいという印象は無いが、たとえば初代「GALAXY S(SC-02B)」や、iPhone 4Sといった機種と比較すると、正直“デカイ”と感じる。薄いので携帯性はそれほど損なわれないが、片手操作は少々大変そうだ。スマホからスマホへの機種変更する場合は、大きさが気になるかもしれない。

持ちやすいデザインだが、さすがに大きさは感じる

 デザイン的にはヘアライン加工の金属調で高級感のあるボディーといえる。画面下のホームキー以外に、その左右に画面点灯時に現れるタッチセンサーがある。ワンセグのアンテナはホイップ式で伸縮するが、他の2機種は伸びないタイプ(HTC Jはワンセグを視聴するときはイヤホンの接続が必要)。いちいち伸ばさなくてはいけないのは弱点だが、受信はしやすい可能性もある。このあたりの性能も順次比較していく。

Pebble Blueのカラバリはヘアライン加工が特徴的。ホームキーだけはハードキー。あと2つはタッチ式でLEDで光る

ワンセグのアンテナを伸ばしたところ

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