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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第5回

GALAXY S III/HTC J/AQUOS PHONE Xx、3大スマホを比較!

2012年08月13日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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本体価格、トータルコストはいくら?

 最後に料金比較。前回同様2年間のトータルコストを計算している。選択している料金プラン、サービス、割引プランについても一般的に加入するものを選択している。

  ドコモ「GALAXY S III SC-06D」 au「HTC J ISW13HT」 ソフトバンク「AQUOS PHONE Xx 106SH」
一括価格
(新規/機種変更)
7万1400円/同 5万2920円/同 8万3520円/同
実質価格
(新規/機種変更)
1万5960円/同 2万2680円/同 3万720円/同
ISP spモード IS NET/+WiMAX S!ベーシックパック
315円 315円/525円 315円
基本使用料 タイプXi にねん プランEシンプル ホワイトプラン
780円 780円 980円
通話料 21円/30秒 21円/30秒 21円/30秒
パケット定額 Xiパケ・ホーダイ フラット ISフラット パケットし放題フラット for スマートフォン
5985円 5460円 5460円
2年間トータルコスト 18万5880円~ 19万2600円~ 19万2840円~

 3機種とも高機能な機種のため本体価格も高めになり、前回比較した機種よりも。最大で3万円くらい高くなっている。とくにドコモのGALAXY S IIIの場合は、Xi対応機種ということもあり、パケット定額も「Xiパケ・ホーダイ フラット」のため上限がXi非対応の機種よりも月525円増。

 ただし、端末の割引額が大きく、実はトータルコストでは3機種中で最も安くなった。10月1日からは、3GBで一旦上限に達する月4935円のプランも始まるので、そちらを選択すれば、2年で2万5200円も安くなり、ダントツの安さと言える(他社も新しい料金プランを発表するかもしれないが)。さらに、Xiトーク24でドコモ同士通話し放題にメリットを感じる人も多いだろう。

 auは、HTC Jがスペックの割に端末価格は案外お手頃。「URBANO PROGRESSO」よりも一括、実質ともに5000円ほど安く、そのぶんトータルコストも安価だ。端末価格以外は特に変更や新しい動きは無い。なお、au系のFTTHやCATVを利用していると、「auスマートバリュー」で月最大1480円安くなる。

 AQUOS PHONE Xxは今回一番高価になってしまったが、それでもauと比べて、240円の差。また本体価格が実質3万円台と高めだが、高機能で防水・防塵対応と長く使えそうではある。


良い勝負の3機種
次回以降より違いが際立つか

 さすが各キャリアを代表するスマートフォンだけあって、スペックやデザインを見ただけでは、そう簡単に“断然コレ”とは決められない。海外メーカー製のGALAXY S IIIとHTC Jは、防水・防塵に非対応な点が痛い。反面、GALAXYは価格面で魅力を感じ、HTC Jは機種変更時のSIM形状の安心感にメリットがある。AQUOS PHONE Xxはさすが日本メーカーだけあって、比較をすると日本人好みの機能を用意する。しかし高価で通信面で弱い部分がある。

 他にも携帯性を考えればHTC J、画面の大きさなら他の2機種と、一長一短の部分が随所に出てくるのはそれだけ個性的でもあるからだろう。次回以降はその個性的な部分にもっと注目していく。まず次回は、通信速度・文字入力といった「スピード比べ」に期待してほしい。


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