密度の高い本体内部
GPUはGeForce GTX 555か545
Alienware X51は、デルのサイト上では「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」と、3種類のパッケージが用意されている。ハードウェア構成はどれも似通っていて、CPUやGPUの違い、メモリー搭載量などで分かれている。それ以外のコンポーネントについても選択肢は少なく、プラチナ構成で光学ドライブをスロットイン式BDドライブに変更できる程度だ。なお、今回の評価機はプラチナ構成である。
本体左側面のパネルを開けると、内部にアクセスできる。背面側のネジひとつを外して、パネルをスライドさせるだけで外せるが、発光ギミック用のケーブルがパネルにつながっているので、若干注意を要する。パネルを外した段階では、グラフィックスカードを支えるプレートと排気を導く覆いにより、中はほとんど見えない。ネジを2本外すと、グラフィックスカードが装着されたライザーカードごと引き抜けるようになる。
プラチナ構成の試用機には、GPUにGeForce GTX 555(メモリー1GB)を搭載した、2スロット占有型のグラフィックスカードが装着されていた。カード自体のPCI Express電源コネクターは6ピン×1だが、電源部から伸びているグラフィックスカード用の電源ケーブルは、6ピン×2となっている。「ならば、もっとパワフルなグラフィックスカードを装着できるのでは?」と期待したくなるところだが、電源の限界に加えてカードサイズの問題をクリアしなくてはならない。
装着されていたGeForce GTX 555搭載カードの長さは約213mm。中を見るともう2cm程度長いカードでも使えそうだが、電源ケーブルの取り回しを考えると難しいだろう。消費電力とカードサイズを考えると、現状ではRadeon HD 7770辺りがAlienware X51で使えそうな最速のGPUだろうか(当編集部でグラフィックスカードの交換・動作を保証するものではない)。
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