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ASCIIも出展&全力取材! CEATEC JAPAN 2011レポート第16回

最新スマホを支える色々な技術をCEATECで見てきた

2011年10月06日 23時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 CEATEC JAPAN 2011では、NTTドコモ/KDDIがブースを持ち、新製品のスマホを展示しているが、最新のスマホには複数の最新技術が盛り込まれ、それをさまざまな企業が支えている。そんな側面を会場で見てきた。

LTEサービスを2012年12月にスタートするKDDI

 まずKDDIブースでは、2012年12月に商用サービスをスタートするLTEのデモが行なわれていた。今回のデモでは、CEATECの会場(舞台裏にあり、これは見ることができなかった)に設置された商用基地局から、展示会場内のノートPCに繋げられたUSBアダプターで受信するというもの。下りの通信速度は50Mbps程度が出ていた。

正式なサービス開始は1年後だが、着々と準備が進んでいるKDDIのLTE

 KDDIのLTEでは800MHz帯をメインで利用。すでにCDMA2000の基地局にLTEの設備を用意している最中とのことだ。音声は既存のCDMA網で対応し、データ通信はLTEの圏外では、自動的にCDMA網に切り替えられるよう処理を行なう。

 KDDIブースにはWiMAX 2の端末展示も。7月にメディア向けのフィールドテスト時などにも公開されていた、GCTセミコンダクター製のチップや端末などを見ることができた。

WiMAX 2のチップや試作端末も展示されていた

スマートフォンの製造を支える企業のブース
村田製作所、太陽誘電など

 スマートフォンには小型コンデンサーなど、大量の電子部品が搭載されている。これらの電子部品で大きなシェアを持っているのが、見出しでピックアップした村田製作所や太陽誘電といった企業だ。実際これらの企業はスマートフォン市場の拡大とともに業績も好調だ。

CEATECでは毎年注目されるブースの1つである村田製作所。本社は京都で、世界のデジタル機器の製造を下支えする電子部品メーカーだ

 CEATECの各社のブースでも、実際にスマートフォンに搭載されている部品や、現在研究中の新しいセンサー類など、多数の技術が展示されていた。ほんの一部ではあるが、紹介していこう。

 村田製作所のブースでは開発中の「光インターフェース」を展示。小型のセンサーに発光素子と受光素子の組み合わせを3つ持っており、指による上下左右の動きなどを感知するモーションセンサーに加え、近接センサー、照度センサーという3つの役割を担うことができる。

指を動かすことでカーソルを左右に移動させたり、手をかざすことでメニューを実行することなどが可能だった

 「押圧検知付きタッチパネル」は、その名からもわかるように、押せるタッチパネル。静電容量式のタッチパネルと一体化されており、パネルを押す強さまで感知できる技術だ。

タッチパネルと音圧センサーが一体化されたデバイス

 製品化されたものでは世界初という「電界結合型」のワイヤレス充電システムもあった。「Qi」で用いられている「電磁誘導型」は送電側と受電側のコイルの位置が正確に合っている必要があり、実際にQiの充電パッドは受電側のコイルの位置を判別して、送電側のコイルを移動させる仕組みになっている。

 一方の電界結合型では位置自由度が高く、ピッタリと場所合わせをする必要がないので、薄型化が可能になり、モバイル端末に組み込みやすいのだという。すでに日立マクセルからiPad用のジャケット型バッテリーとして製品が発表されており、11月の発売が予定されている。

電界結合型のワイヤレス充電にはどこに置いても大丈夫というメリットがある。受電側も薄く、透明なプラスティックの間に挟んで設置されていた
村田製作所が開発したデバイスをベースに、日立マクセルから実際のiPad用のジャケット型バッテリーとして11月に発売される

 太陽誘電のブースにあったのは、Bluetooth 4.0で追加された「Bluetooth low energy」を用いたデモだ。Bluetooth low energyは、腕時計や小型リモコンのようなボタン型電池で1年使えるといった、極端に低消費電力な機器での採用が見込まれている新しい規格である。

 今回は「proximity」と呼ばれる、エリア内にBluetooth low energyで接続可能な機器があるかを感知できるプロファイルを用いて、スマホが近づくとライトが点灯、遠ざかると消灯というデモを行なっていた。Bluetooth 4.0はiPhone 4Sでいち早く採用されており、スマホと他機器との新しい連携が可能になりそうだ。

Bluetooth low energyが持つ超低消費電力の特性を活かして、多様な機種への搭載を狙う

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