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ミクZ4、3年目の本気! SUPER GT激闘記 第30回

勝利への執念! ミクZ4、雨の鈴鹿を5位フィニッシュ!

2011年08月24日 18時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 ●撮影/鉄谷康博、加藤智充、痛車カメラマンK、編集部

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悪くはない。だが悔しい。
次の富士戦こそは表彰台の頂点へ!

 5位。この順位だけを見ると、決して悪くはない。ミクGTチームの鈴鹿戦の中では最上位だし、一時の21位から追い上げての5位なのだ。だが、チームの空気は重かった。レース後にピット裏で行なわれた反省会で、谷口選手は「5位ですいません」と言い、悔し涙を流していた。この光景を見たとき、感極まって一緒に涙したファンもいただろう。筆者もそのひとりだ。

 谷口選手のチャンピオン獲得に懸ける飽くなき執念。それを全力でサポートする番場選手。ドライバーを安全に、かつ速く走らせるために作戦を考える監督たち。命を乗せて走れるマシンを作り上げるメカニック。そんなチームと一緒に夢を叶えるべく、大きな声援でチームを支える個人スポンサーのみんな。この鈴鹿戦で、チームはまたひとつ大きく成長した気がした。

 初めてこのチームを取材した3年前(2008年)、三浦半島のガレージで夏の暑い中、痛車化されたBMW Z4を前に、「痛車がチャンピオン争いしたら面白いだろうな」と漠然と思っていたが、まさか4年目に実現するとは。「今まで取材をしてきて本当に良かった」と、この鈴鹿戦を見て改めて思った。

 次は9月10~11日の富士スピードウェイ。ミクZ4をはじめとするFIA-GT勢が得意とする超高速サーキットだ。鈴鹿に続いて応援シートも設置されるので、再び感動の瞬間をサーキットで目撃しよう!

チームとファンが一緒に盛り上がるから
レースをより楽しめる!

応援シートのグッズは両面ポスターとショッパー。普段の生活でも、ぜひこのショッパーを使っていただきたい

規模はまだまだ小さいがミクZ4を応援する情熱なら、トヨタやニッサン、ホンダなどの巨大応援団にも負けてない!(はず)

漢札コースに申し込んだ人がもらえる漢札(名刺)。ピット裏では漢札交換会も。周りに友達がいなくても、個人スポンサー同士ですぐに仲良くなれてしまうところも、このチームのいいところ

水も滴るいい女になっている立花サキちゃんは、グリッドガールも務めた

レース前のグリッドウォークで、ドヤ顔を見せる番場選手(と晴香ちゃん・右)

右京SDがレース直前にふたりのドライバーにアドバイス

女性ファンも多い谷口選手。そういえば、今回の応援シートは女性が多かったけど、やっぱり谷口さんファンだったのかな?

雨も降って、夏とは思えないくらい気温が低くなった中、レースクィーンの3人も頑張ってくれました!

ナイトセクションはなかったけど、恒例の花火は実施された。雨も降ってガスってたけど、花火がすべてを打ち消して、感動のフィナーレを飾ってくれた

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