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ミクZ4、3年目の本気! SUPER GT激闘記第49回

来年もミクチームと良いバトルが展開されることを期待して!

ミクZ4の痛車仲間・イカ娘フェラーリの今シーズンを振り返る

2011年12月02日 23時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部、ぶちょー/電アスレース部
撮影● 鉄谷康博、加藤智充、編集部

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 ミクZ4がSUPER GTのGT300クラスチャンピオンに輝くという偉業を成し遂げた今シーズンだが、#27 イカ娘フェラーリというライバルも忘れられない存在だろう。

 ASCII.jpとしても何度も取材したイカ娘フェラーリだが、シーズンオフとなったいま、改めて驚きのデビューから今年一年の戦績を振り返ってみたい。

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これがイカ娘フェラーリ 2011年のリザルトだ

サーキット 予選 決勝 ポイント
第2戦 富士スピードウェイ
(4/30~5/1)
2位11位0
第1戦 岡山国際サーキット
(5/21~22)
7位5位6
第3戦 セパン国際サーキット
(6/18~19)
3位3位11
第4戦 スポーツランドSUGO
(7/30~31)
12位リタイヤ0
第5戦 鈴鹿サーキット
(8/20~21)
9位11位0
第6戦 富士スピードウェイ
(9/10~11)
12位7位4
第7戦 オートポリス
(10/1~2)
11位10位1
第8戦 ツインリンクもてぎ(10/15~16)9位14位0
特別戦 富士スピードウェイ
第1レース(11/12)
5位6位-
特別戦 富士スピードウェイ
第2レース(11/13)
8位6位-
シーズンポイント合計22

 #27の今シーズンは、Aドライバーに山岸 大選手、Bドライバーに山内英輝選手という体制でスタート。第7戦と第8戦は山内選手に替わって、それまでエヴァ弐号機(関連記事)に乗っていたカルロ・ヴァン・ダム選手がBドライバーを務めたが、特別戦では再び山内選手がステアリングを握った。マシンはフェラーリF430 GTCで、去年「NAC 衛生コム LMP Ferrari」として戦っていたマシンをイカちゃん仕様にドレスアップしている。

 事実上の開幕戦となった第2戦 富士スピードウェイ(5月1日決勝)では、チームに新規加入したばかりの山内選手がいきなり予選でスーパーラップに進出し3位になり、その後の他チームのトラブルで1つ繰り上がって予選2位を獲得するなど、いきなり速さを見せつけた。だが、決勝レースでは雨の富士でタイヤ選択に失敗し、ポイント圏外の11位に終わってしまう。

 5月22日に延期された第1戦・岡山では5位入賞で初ポイントを獲得し、続くセパン戦ではミクZ4の1位とともに3位で表彰台に登り、痛車の存在感を大きくアピールした。「去年は初めて使うマシンだからデータがなくて苦戦したが、今年は結構イケると思う」とシーズン前のインタビューで語っていた通り(関連記事)、この時点ですでにポイントで去年の#27を上回っている(去年は10ポイントだった)。

 しかし、帰国後のSUGO戦では予選ではスーパーラップ進出ならず。決勝では上位を走りながらも、GT500のマシンに当てられて不運なコースアウト。ラジエターなどを破損し、そのままリタイヤという悔しい結果に終わってしまった。イカ娘フェラーリのホームコース(メインスポンサーが中部地区に多い)でもある鈴鹿サーキットでは、ノックアウト予選こそ最後まで勝ち残ったが、決勝はミクZ4と同様にセーフティーカー導入のタイミングが悪い方に働いて、最終的に11位とノーポイントに終わってしまう。

 9月は山内選手がイカ娘デビューを飾った再びの富士戦。「侵略のススメ!」が霊峰・富士に響き渡ると思われたが、なんとスーパーラップに進出できず! 首都圏から近いだけに、多くのファンが訪れたのだが何とも残念な結果だった。決勝では山内選手がランボルギーニ、ポルシェを相手にストレートで3ワイドのバトルを魅せてイカ娘ファンのみならず、グランドスタンドは大いに盛り上がった。ピットイン後は山岸選手が粘りの走りで7位を獲得し、前戦の無念を晴らした。

 シーズンも残りわずかとなった九州・オートポリス戦。ここから山内選手に替わり、カルロ・ヴァン・ダム選手が加入した。カルロ選手はなんと、このレースで初めてイカ娘フェラーリを乗るというぶっつけ本番であったため、スーパーラップへの進出はならなかったが、12位を獲得して悪くないグリッドで決勝を迎えることができた。決勝では山岸選手の追い上げとカルロ選手の快走でなんとか10位を死守し、今期4回目のポイント圏内でのゴールを果たした。

 迎えた最終戦・もてぎ。チャンピオン争いはミクZ4と#11 JIMゲイナー 458の2台のみの権利だったが、だからといって優勝を目指さないワケがない。雨に見舞われたノックアウト予選では見事に9位に勝ち残り、またもや存在感を見せた。しかし、決勝では選択したドライタイヤが改装された路面(しかも雨上がり)に合わず、苦戦を強いられる。序盤は上位を走るも、ずるずると順位が落ちていき、最終的に14位でチェッカーを受けた。予選では手応えがあっただけに、残念な決勝であった。

 これで、イカ娘フェラーリの2011年シーズンは終了した。4回の入賞と予選の好成績で、明らかに去年以上のチーム力が付いたと言えるだろう。

 シーズンが終わり、富士スプリントカップ(特別戦)への参戦が発表された。当初は予定になかったそうだが、急遽出場が決まり、Bドライバーにイカ王子こと山内選手が再び起用された。土曜日の第1レースは山岸選手、日曜日の第2レースは山内選手というオーダーで特別戦がスタート。山岸選手は予選5位で再びの表彰台が期待されたものの、決勝では順位を上げられなかった。それでも来年に繋がる快走で6位に食い込んだ。山内選手は予選8位と苦しかったが、決勝ではミクZ4とホームストレートでの3ワイドを繰り広げたり、一時はトップ争いにも食い込む活躍を見せたが、ベテラン勢の猛烈なプッシュにより徐々に順位を落とし、山岸選手と同じ6位でチェッカーを受けた。

チームの生放送も精力的に実施。ミクチームの生放送にゲスト出演したり、逆にミクチームからもスタッフが出たりと、痛車チーム同士の交流も行なわれた。11月18日の放送では、ついにチャンピオン・番場選手がゲストで登場! しかも、番場選手が(遅れて)到着するまでは筆者が司会進行のアシストを務める珍事まで(笑)

 今年のLMP CARSは「侵略! イカ娘」とのコラボレーションが非常に効果的に働いた。去年まではなかなか中盤グループ以上になれなかったが、今年は初の表彰台を獲得したり、ほとんどのレースでコンスタントに上位を走ったりと、エントラントの中でも存在感が光っていた。ミクZ4と同様に、ファンの応援する力が加わると、ドライバーやチームにも良い影響を与えるのである。LMP CARSとしては来年も継続参戦することが発表されているが、ミクZ4とともに痛レースカーとしてレース全体を今年以上に盛り上げてくれることを期待したい。

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