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ポッカGTでレースフォトグラファー体験講座【前編】

鈴鹿サーキットのコースサイドで流し撮りをしまくる方法

2011年10月07日 23時13分更新

文● 林 佑樹

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せっかくサーキットに行くんだから
カッコイイレースカーと美人なオネーサンを上手に撮りたい!

 さてまぁ、筆者。平素からASCII.jpのみならず、あちこちでデジタル・アナログガジェットを中心に遊んでいるわけだが、大学時代は三重県に住んでいて、当時は毎月鈴鹿サーキットへ通っていた。レース好きというのもあるが、チームだとか作戦だとか車種だとかというよりは、レース写真を撮りに行く、いわゆるカメラ小僧だった。

 鈴鹿サーキットでは、昔からキヤノンマーケティングジャパンとJRPA(日本レース写真家協会)のバックアップを得て「レースフォトグラファー体験講座」を開催している。「体験」と銘打たれているとおり、実際にプロカメラマンが撮影するプレスゾーンに入って、手持ちの機材やキヤノンから貸し出しされた機材で、徹底的に写真撮影に打ち込めるというもの。もちろん、講師によるガイダンスもあり、初サーキットでもOKというのが本講座のウリだ。

 先に書いておくと、本講座の魅力は観客席からの視点とはまるで異なる世界での撮影の楽しさにある。気付けばプレス側の人間になってしまったが、約10年ぶりに参加しても、やっぱり楽しかった。参加費用は少々かかるが、後述の通りぶっちゃけオトクなので、タイミングの合うレースに参加して、ミクやイカ娘を追っかけてみたいな~……ということで、編集部にわがままを言って8月のSUPER GT 鈴鹿戦に同行させてもらった。講師の鈴木雅雄氏、原田祐司氏にも会うことができたので、もう感謝感激。今回は、記事大盛り写真てんこ盛りでレースフォトグラファー体験講座の体験記をお送りしよう!

出発☆午前1時 Go to SUZUKA!!

 8月19日が20日に変わろうとする深夜0時ちょっと前、ASCII.jpの喪男編集部が存在する飯田橋に到着。ここから、車で鈴鹿へ向かうわけだが、その前に使用する機材から紹介しておこう。筆者愛用のカメラは「α900」。レース撮影にあたって、手持ちの長玉「SAL70300G」(70-300mm、F4.5-5.6 G SSM)だけでは、コースサイドはともかく、予選日の観客席からがキツイということで、ソニーさんのご厚意により、「SAL70400G」(70-400mm、F4.5-5.6 G SSM)、「SAL70200G」(70-200mm、F2.8)、「SAL14TC」(テレコン1.4x)をお借りできたので、その受け取りも兼ねていた。

 装備としては、α900、SAL70400G、SAL70200G、SAL2470Z(24-70mm、F2.8)、それに小回りの利くミラーレス一眼「NEX-5D」と「SEL1855」――以上が撮影機材。このほかに、iPad 2、VAIO Z、Xperia arc、iPhone 4などのガジェット、そして出発前に編集スエオカから託されたスマホを持った。

 フィーチャーフォンな見た目のAndroid端末「SoftBank 007SH」(関連記事)を手持ち機材に加え、「いや~荷物多いわ」と思いつつ車に乗り込んだ。このとき、「ND(減光)フィルターを忘れたなぁ」と思ったのだが、現地の天気予報は雨のち曇りなので、まぁなくても大丈夫だろう判断した。途中で買い足すには高い、高いよ、NDフィルター。後述しているが、晴天下の場合、流し撮りの過程でシャッター速度を遅くしなくてはならないが、天気がいいとISOを下げるにも絞りにも限度があるので、NDフィルターは必須となる。

SAL70200G、SAL70400Gをカバンに詰め込んでいるところ。超お高いレンズ様であり、欲しいのだが買えない。ソニー様がこの記事を読んだら、恒久的に貸してくれないだろうか? 特に70200G

 夏場でなくともだが、サーキットでの撮影はよく動く。歩いたり登ったりしゃがんだりと、その運動量はハンパないものだ。記事を読んで「自分でもやってみたい!」と思った諸君に言っておきたいのは、ウォーキング用の歩きやすい靴と水分をちゃんと用意しておくこと。それに帽子も必須アイテムだ。

 鈴鹿までの移動は、海老名SAでご飯を食べたあと、寝ていたりぼんやりしていたり、SoftBank 007SHのチェックに明け暮れていたりしたので、すっぱり割愛して、本題であるレースフォトグラファー講座の紹介に入ろう。

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