3Dも撮影できるが、実はとても標準的なカメラ
au「AQUOS PHONE IS12SH」
IS12SHは飛び抜けてよい結果ではないが、どんな機能にもまんべんなく対応しており、ケータイ的なカメラ機能をスマートフォンでもそのまま求める人には最適かもしれない。カメラのメニューはTapFlow UIという、シャープ独自のメニューを採用し、よく使う機能ほど大きくアイコンが表示される。
初期設定では「おまかせオートカメラ」で「シーン自動検出」だが、「シーン設定」で「スポーツ」などを選べる。連写機能は[カメラ切り替え]→[連写カメラ]を選択。選択後、もう一度TapFlow UIを見ると連写設定変更アイコンが表示されているので、ここで「高速連写」「普通連写」「マニュアル」「ベストセレクト」を選択できる。
最大枚数の“QVGAで100枚”(初期設定)、最大サイズの連写“HDで10枚”を撮るなら「高速連写」を選ぼう。「普通連写」は撮影間隔が遅いかわりに、ちゃんとピントが合う。「マニュアル」は撮影タイミングが通常通りタッチ次第。そのかわりフォーカスロックの時間がほとんどない。MEDIASのクイックショットに近いのだが、こちらは連続9枚まで。撮影サイズも最大QHDまでなのが惜しい。ベストセレクトは、シャッターを押す前後の写真も撮ってくれる。
設定で調整が若干必要か
ソフトバンク「AQUOS PHONE 007SH」
同じAQUOS PHONEでもIS12SHより若干暗かったのが残念。今回は曇り空だったので、晴天時や他の被写体では違う結果になるかもしれない。機能はIS12SHと似通っているのだが、「連写設定変更」に若干の違いがみられた。たとえば、高速連写と普通連写では最大サイズがIS12SHはQHD。しかし007SHでは高速連写でHDサイズ、普通連写ではFWVGAまでと異なる。実際に撮影した写真を見ると、撮影素子も違うためか、相当異なる印象を受ける。
サクサク撮影で一歩リードなのはXperia arcか?
しかし次回のさらなる撮影テストで逆転はあり得そう
今回のテストを見ると、かなり結果が分かれた。カメラの起動時間なら007SH、サクサク撮影するならXperia arc、連写ならMEDIAS WP、IS12SHはトップの項目こそなかったが、3D撮影があるし……と、ユーザーがどの点を重視するかで、購入の有力候補が変わるだろう。
撮影した写真を見ると、素人目でもキレイに見えるのはXperia arcで一歩有利に思える。ただし、画質は好みもあるので、もう少し撮り比べてみたい。次回は花や夜景、デジタルズームなどを使ってさらに詳しく比較する。
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