ケータイとスマートフォン、あるいはタブレットとスマートフォン、さらにはスマートフォンとスマートフォンといった感じに、利便性やこだわりでモバイル端末を2台持ちしたいと考えているユーザーは多いだろう。
しかし、毎月の基本料金やデータ通信料が発生する端末で2台持ちをするとトータルコストは結構な金額になるはず。どんな組み合わせで2台持ちするのが最適で、そして実際のコストはどれくらいになるのか。今回は3つのパターンを考えてみた。
今もっとも注目される? 組み合わせ
タブレット+スマートフォン
第3世代iPadも登場し、タブレットを持ち運びたいという人は多くなったはず。しかしタブレットはスマートフォンや携帯電話の完全な代用はとても不可能。そこでタブレットと通話用のスマートフォンとの組み合わせで「2台持ち」を考えるのは自然の流れだ。
Androidタブレットにはワンセグや防水、おサイフケータイなどの機能が搭載されていることもあるが、2台持ちの場合はタブレット側でそのような機能は意識する必要はないだろう。通話用端末のほうにそれらの機能があればいいからだ。タブレットはブラウザやアプリを使うための端末と考える。
一方の通話用端末は通話以外に、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信に防水、さらにはテザリング機能、そしてこれらの機能を使ってもバッテリー面で安心のスタミナが必要と言えそうだ。
そこで今回考えたのが
●第3世代iPad Wi-Fi版
+
●NTTドコモ「MEDIAS PP N-01D」
の組み合わせ。毎月のコストは以下の通りだ。
第3世代iPad Wi-Fi 16GBモデル | ドコモ「MEDIAS PP N-01D」 | |
---|---|---|
端末代金(実質価格) | 4万2800円 | 2万2680円 |
基本使用料 | 0円 | タイプSSバリュー(月980円)※ |
ISP料金 | 0円 | spモード(月315円) |
パケット定額 | 0円 | パケ・ホーダイ フラット(月8190円) |
月額料金 | 0円 | 9485円 |
2年分のトータルコスト | 約29万円 | |
その他 | ※ファミ割MAX50などを適用 |
Wi-Fi版のiPadなので通信費などがまったく発生しない。これはかなり大きい。Wi-Fiが使えない場所で通信をしたいときはMEDIAS PPのテザリングを使う。
このMEDIAS PPだが、前述の国内ユーザー向け機能を網羅し、FOMAでのテザリングに対応している。ただし、テザリングを使うとパケットの上限が8190円にアップする。それでも2730円の増加で済むので、パケット通信が可能な4G版iPadを買うよりも毎月の通信費は抑えられる(iPadのパケット定額は月4410円)。
そしてN-01Dの大きなメリットは1700mAhの大容量バッテリーを搭載し、たとえばワンセグの連続視聴時間なら約380分と非常に長い。XiやWiMAXの高速データ通信に対応したモデルも候補としては挙げられるが、3GのみのMEDIAS PPの方がバッテリーの持ちはいいため今回ピックアップした。
この連載の記事
-
第49回
スマホ
スマホとケータイ、どっちを選ぶ? あらためて比較した -
第48回
スマホ
絶対使うスマホのロック画面を、操作性や機能で徹底比較 -
第47回
スマホ
スマホでも通話は重要! 音声が聞こえやすい端末はどれ? -
第46回
スマホ
スマホでは影が薄いキャリア公式サービス 実際は使える? -
第45回
スマホ
Google DriveをAndroidでどこまで便利に使えるかテストした -
第44回
スマホ
スマホをより活用できるウェブアプリをまとめて紹介! -
第43回
スマホ
Androidスマホでダイエットは可能? 13本のアプリをテスト -
第41回
スマホ
Siriを始め、スマホで使える9種類の音声入力を徹底比較! -
第40回
スマホ
スマホ用タッチペンはどれくらい使える? 6製品を集めた -
第39回
スマホ
公衆無線LANは本当に速い? ケータイ3社のサービスを試した - この連載の一覧へ