キラーコンテンツはやっぱり3Dゲーム
自分の好きなコンテンツが3Dで楽しめるということで、どうやら少し興味が出てきた様子のM。ここから少したたみかけてみる。
鳥居:じゃあもう一押しして、ぜひとも3Dテレビを買いたいって気持ちになってもらおうかな。映像ソフトは終了して、次はゲームをやってみよう。
M:ゲームも2D→3D変換でプレイするんですか?
鳥居:もちろんゲームの映像も2D→3D変換はできるけれども、今は3D対応のゲームも登場しているんだ。
M:おおおお~! ポリゴンの3D映像がぐんと立体的じゃないですか!! これはちょっと凄いかも。
鳥居:室内のシーンの部屋の広さ感とか、ドアの外に見える街の距離感がわかりやすいね。
M:敵の銃撃を避けるために物陰に隠れたときの見え方が、いかにも壁越しに敵を探っている感じでリアルです。
鳥居:FPS(一人称視点のシューティングゲーム)は、もともと見た目の視界がゲーム映像になっているから、生々しい映像になるのが良いね。
M:ゲーム用のダメージ表示や武器表示などは浮かび上がる感じになるので、SF作品の拡張現実っぽい雰囲気になるのもカッコいい。これはハマるかも。
鳥居:あと、びっくりするのは高さ感の表示だね。崖から飛び降りたりするようなシーンは本当に高低差がはっきりわかって、ちょっと怖いくらい。
M:いやいや、ジャングルの草むらの中にいる感じも、凄いですよ。
と、普段は2D表示でこのゲームをプレイしている筆者も、久しぶりに3Dでプレイすると、3Dならではの距離感や立体感のため、室内の配置が把握しやすいことに気がついた。
たとえば、壁際に寄って敵の攻撃を避けながら前進するとき、オブジェクトに引っかかってしまって身動きできなくなるときがある。けれども3Dだとオブジェクトの位置関係がわかりやすいので、足下に転がっている障害物を避けやすいように感じた。映像のリアリティもさることながら、プレイの手助けにもなるだろう。
ちなみに「プレイステーション 3」の3Dゲームとしては、「コール オブ デューティ ブラックオプス」のほか、レースシミュレーションの「GT5」も3Dに対応している。もともと3DCGで映像を作っているので、比較的3D化もしやすい。
実際に自分がプレイするゲームだけに没入感もかなりのものになる。正直なところ、映画よりもゲームの方が3Dテレビにとってのキラーコンテンツになるのではないかと思うくらいだ。
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