山谷剛史の「中国IT小話」 第94回

香港電脳街へのいざない

写真で見る香港の電脳街

香港では、日本同様に昔から若者＋中年がネットを利用している。しかし、近年は老人の間でも利用されつつある

香港に対して中国本土のインターネット利用状況は、従来は若者の利用が中心であったものの、最近は中年のネット利用が増えつつある

　香港の電脳街はイコール電脳ビルであり、電脳ビル内にはそう広くない通路の両脇に、これでもかと店舗がごった返す。

　2000年代前半までは未知の製品が香港の電脳ビル内に多数あったが、インターネットが世界的に普及した影響だろうか、目新しい製品はぐっと減っている。新しいものを捜して香港の電脳ビルを巡ると少々期待はずれかもしれない。

　また、数年前までは海賊版ソフトや海賊版ビデオが多数売られていたが、今では見かけなくなり、クリーンなイメージになった。ダークな部分を期待すると期待はずれとなろう。

　そんなわけで、このページでは写真中心で紹介しよう。

パーツ屋は中国本土的というよりも日本的

ガラスケースの中に様々なパーツが展示される。TVチューナー製品

深水ホの電脳ビル前でプロバイダー関係者がアピールする

旺角電脳中心の休憩スペース。無線LANが無料で利用できる

深水ホ駅周辺には中古の携帯電話街も

店の前にはショップブランドPCのスペック表が、張り出されたり、置かれたりしている

日本で未見のガジェットもたまには見つかる

香港の商品のモニターは韓国のアイドルグループが席巻している

電脳街のノートPCで流れる映像は、韓国のアイドルグループに混じって日本のもある。なんたって親日なのだ

電脳街の平均年齢は高いが家電量販店はそれよりも低い