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山谷剛史の「中国IT小話」第95回

中国から学ぶネットリテラシーの上げ方

2011年05月03日 12時00分更新

文● 山谷剛史

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 東日本大震災から2ヵ月が経とうとしている。

 ネットだけを見れば連日、東日本大震災絡みの記者会見の要約や、被災地からのニュースが報じられ、「Yahoo! Japan」などのポータルサイトがピックアップしたニュースを再配信する。被災者の声や専門家の解説がブログなどに掲載され、そうしたニュースを「はてなブックマーク」などがブックマークし、それを読んだ人たちが「Twitter」や「Facebook」でつぶやく。ないしは、「mixi」でピックアップされたニュースを読み、感想を書き込む。

 正しい情報であれ、間違った情報であれ、そうした情報が積み上げられ、外国メディアはその積み上げられた情報をピックアップして母国で記事化する。

 震災前の日本におけるTwitterユーザー数は1750万人超(mixiは1321万人)と言われている。おそらく震災でさらに増えているのではなかろうか。

 とはいえ、これらを利用している人はまだ全人口の1割程度。ブログやTwitterなどを利用するネットリテラシーが一定以上の水準の人は、関東と京阪神に多く集まり、それ以外ではあまり使われていないと言われる。情報の地域差が大きいのは想像に難たくない。

日本の上を行く
中国のSNS利用率

互聯網実験室によるインターネット利用者の増加予測 互聯網実験室によるインターネット利用者の増加予測

 さて、中国は4億5700万人のインターネット利用者を擁するが、まだまだ増えそうだ。中国の調査会社「互聯網実験室(Chinalabs.com)」によれば、今年の年末には5億4480万人に、来年末には6億2108万人に、再来年末(2013年末)には6億9424万人まで利用者が増えると予測している。

 また、「CNNIC(China Internet Network Information Center)」によれば、現在のSNS利用者数は、ネット利用者の半数超え(51.4%)となる2億3500万人が利用しているという。

 SNSに関しては利用者数はもとより、全人口の2割弱が利用しているため、利用率でも日本の上を行くわけだ。Twitterのようなミニブログ(微博)に関しては、中国ではこれからで、インターネット利用者の13.8%にあたる6300万人が利用しているが、こちらは今後さらなる伸長が期待されている。

 SNSを筆頭に日本以上に「Web 2.0」サービスの利用率が高いカラクリを次ページで紹介する。

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