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週刊 PC&周辺機器レビュー 第94回

よりリアルな3D表示を実現! ハイセンスな新VAIO F

2011年03月18日 12時20分更新

文● 池田圭一

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 2010年はパソコンの分野でも「3D元年」という言葉が目立つ年だった。液晶シャッター式専用メガネを用いるフレームシーケンシャル方式の3D表示が、パソコンでも比較的容易に実現できるようになったからだ。

 3月8日に発表された新しい「VAIO F」シリーズは、第2世代ともいえる改良型の3D表示機能を備えて登場した。その実力やいかに?

VAIO F(VPCF219FJ/BI)

今までにない斬新なスタイルを採用

 新VAIO Fの店頭モデル「VPCF219FJ/BI」は、1920×1080ドット表示のフルHD対応16.4型ワイド液晶ディスプレーを搭載する、大型のノートパソコンだ。ディスプレー天板には上質な光沢塗装がされ、中央には大きくVAIOのロゴが刻まれている。全体的に鋭角を強調したフラットなデザインが採用されており、硬質な石板のような印象を受ける。

 特にキーボードやパームレスト部分が特徴的だ。キーボードはいわゆるアイソレーションタイプで、テンキーも装備している。最近のノートパソコンではそれほど珍しくはないが、ベゼル部がなくキー周囲の本体ベースと高さがそろっていて、水面から踏み石が頭を出しているようにも見える。パームレスト部も同様で、石版が浮かんでいるように出っ張っている。

キーピッチ19mm、ストローク2mmのアイソレーションキーボード、テンキーも装備する

 各種インジケーターランプや、キーボード右上にある「3Dボタン」(後述)などの機能ボタンもデザインと調和していて、デザインそのものは斬新である。ホコリが目立ってしまうのは仕方ないとしても、置いておくだけでも高級感がある。

 フットプリントが幅398.5×奥行き271.5mm、質量約3.4kgという本体サイズからしても、頻繁に持ち運ぶものではないのはわかるが、デザイン的にも設置場所から動かさない省スペース機であることが明確だ。

 側面のスタイルも徹底している。前側は高さ35mmで、後方は45mmのくさび形。このようなデザインにしたことで、液晶ディスプレーを開いたときに、ディスプレー部が後方に沈み込むように動くのがいい。

本体前面。インターフェースは後方を除いた3側面に分散されている。前面にあるのは左からi.LINK端子、無線LANスイッチ、メモリーカードスロット

本体左側面。左から電源コネクター、アナログRGB出力、HDMI出力、有線LAN、USB 3.0×2。排気孔は開口部が大きめで、風量のわりには高負荷時の騒音も抑えられていた

本体右側面。左からヘッドホン(光デジタルオーディオ出力兼用)、マイク、BDドライブ、テレビアンテナ端子

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