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いま旬のビジネスPC 第26回

ネットブック並みの省電力性能を発揮

富士通の省スペース機「ESPRIMO D570/B」を試す

2011年02月02日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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最大消費電力は34W

 D570/Bの性能を計測するため、「CrystalMark 2004R3」にてベンチマークを実施した。

「CrystalMark 2004R3」によるベンチマーク結果

 結果は、8GBものメモリーを搭載しているので、メモリーのスコアが高い。また、HDDが16MBキャッシュの7200rpmということもあり、こちらのスコアも5200rpmの2.5インチHDDに比べると若干高い数値になっている。

アイドル時の消費電力は、わずか16W

 そして、ベンチマーク中の消費電力を計測してみたところ、最大消費電力は34Wであった。なお、アイドル時の消費電力は16W前後と、かなり低い値で推移していた。

文書作成中心のビジネスPCに最適

 使ってみた感じでは、評価機に搭載されていたCPUはCeleron P4500(1.86GHz)だが、文書作成やウェブ閲覧でソフトの起動や表示がもたつくといったことはなかった。Core i5-520M(2.40GHz)を搭載するという選択肢もあるので、より高い処理能力が求められる用途にもある程度対応できる。

 本機の最大の魅力は、アイドル時で16W、高負荷時で34Wと消費電力が抑えられている点だろう。1台では電気代の差は微々たるものだが、大量導入となれば話は違ってくる。ランニングコストを少しでも削減したいと考えているのであれば、この点は大きなアドバンテージとなるだろう。

今回試用した「ESPRIMO D570/B」の主なスペック
CPU Celeron P4500(1.86GHz)
メモリー 8GB
グラフィックス CPU内蔵
ストレージ HDD 80GB
インターフェース USB2.0×6、1000BASE-T、DVI-D、アナログRGB出力など
サイズ 幅89×高さ332×奥行き338mm
重量 約6.5kg
OS Windows 7 Professional 64bit
直販価格 28万9800円

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