富士通が発売している「ESPRIMO」シリーズは、ビジネス向けデスクトップPCだ。その製品のひとつ「ESPRIMO D570/B」(以下、D570/B)はコンパクト型PCで、BTOによりローエンドからミドルレンジクラスまで対応する。
ラインアップは2モデルで、OSにはWindows 7 Professionalの32bit版、同64bit版を選択できる。
両モデルの主なスペックは、CPUにCeleron P4500(1.86GHz)、PC3-10600準拠のDDR3メモリーを1GB、80GBのHDD(2.5インチ、7200rpm)、17型液晶ディスプレー、1年パーツ保証と引き取り修理が付く。この構成で32bit版搭載モデルの直販価格は21万6300円(価格は執筆現在、以下同)、64bit版搭載モデルの直販価格は22万6800円となる。
BTOとしてCPUは、上記のほかにCore i5-520M(2.40GHz)を選択でき、HDDは160GBを選ぶことができる。メモリー容量は、32bit版搭載モデルが1GB/2GB/4GB、64bit版搭載モデルは2GB/4GB/8GBが用意されている。
そのほか、液晶ディスプレーは17型/19型/22型ワイド/24.1型ワイドから選択できる。17型と19型に関しては、スピーカー内蔵とスピーカーレスのモデルを選ぶことも可能。
一般的な事務用途として17型液晶ディスプレーを採用し、巨大なExcelファイルを扱う経理部門用には1920×1080ドット表示に対応した24.1型ワイド液晶ディスプレーと組み合わせるなど、柔軟にカスタマイズできる点は魅力的だ。
ビジネスPCとして気になる保証内容は、標準では前述の通り1年パーツ保証と引き取り修理が付属し、パーツ保証は3年まで延長できる。引き取り修理は、3年/4年/5年のプランを用意。翌営業日か当日訪問修理のプランもある。
今回のPCは、D570/Bの64bit版搭載モデルで、メモリーを8GB、液晶ディスプレーを19型にカスタマイズしたものを評価機として用意した。この構成での直販価格は28万9800円となる。
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