高校生のころ知りたかった世界史必勝法(17日)
17日、「高校世界史レベルの知識を即成(速成)でインストールする方法」と称して投稿した連続ツイートが素晴らしいと人気が集まった。
「基本的な流れをおさえられる」「横断的な歴史事情を読み解ける」「事実の流れを簡潔明瞭な事実として端的に要約できる」 この3つのステップを踏むことで、無理なく学習することができるというもの。
この方法を考えついたユーザーは現役の家庭教師。「教材研究の結果からたどりついた」ものという。
ユーザーからは「高校生の頃に知りたかった」「世界史に挫折したひとにこそ読んでほしい」「社会科学系は応用が利く学び方だと思う」と大絶賛。まとめ(リンク)には1900を超える大量のブックマークが集まり、togetterのブックマーク数最高記録を更新した。
「こういう文章展開は好き。自信とやる気をいっぺんに湧かせてくれる」「もし大手予備校の講師にでもなったらカリスマ化すると思う」と、彼自身を賞賛する声も。
だが、「見た瞬間はすげーいいと思ったけど、全部出来る自信まったくねえな」「これができる受験生がどれだけいるだろうか」と、いざ実践するとなると腰が重くなる人は多い。だからこそ、実践した人が「勝てる」のかもしれない。
それ、「あいどる」やない! 「ボーカロイド」や!(18日)
サイバーパンクの金字塔「ニューロマンサー」を始め、日本のバーチャルアイドルをモチーフにした「あいどる」などで有名なSF作家・ウィリアム・ギブスン氏(@GreatDismal)。その彼がツイッターで、「初音ミク」に言及していたことが話題になった。
気になる彼のコメントは「アニメ調ではなく、もっと高解像度(higher rez)でないと、私の心には響かない」とやや手厳しいものだった。
SFファンたちからは、「ギブスン先生、萌えにはあまり興味がないご様子」「ニール・スティーヴンスンもセカンドライフの開発者にクールの一言で済ましてた。SF作家が、現実化した自分のアイデアを目の当たりにした時って、そっけない受け答えになりがち」など、割合クールな反応があがっていた。
だが、初音ミクを「バーチャルアイドル」として捉えたことについて、すぐに世界中の初音ミクファンから一斉にリプライ(返信)が飛ばされてきた。
「ヴァーチャルなのが売りなのではなく、多数のクリエイターを結集させる場であることが売り」「本当にすごいのは初音ミク本体ではなく、『ミクというアイコンの元に集結するクリエイターとファンによる生態系』が日本で自然発生していること」など、ボーカロイドファンの声が一気にギブスン氏に集中していた。
これにはさすがのギブスン氏も驚いたようで、「私が初めに想定したより、初音ミクは明らかに複雑な現象だ。さらなる研究が必要か」と、初音ミク否定派から意見を変更。ファンからは「ギブスン氏がネギを振る日もそう遠くないな」という声もあがった。
発売元・クリプトン社による、「Facebookにあるミク・ファンページのコミュニティ参加人数が39390人に達したら『初音ミク』英語版を開発する」という公約も、18日に見事達成された。初音ミクブームは、ますます世界中に広がっていきそうだ。
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