囲碁専門フリーペーパー、異様な人気(21日)
21日、囲碁のフリーペーパーがまるで女性ファッション誌のような表紙に変貌しており、「どうしてこうなった」と驚きの声が多数あがった。
話題になったのは「碁的」というフリーペーパー。発行元は、プロジェクト「IGO AMIGO」。マンガ「ヒカルの碁」監修で知られるプロ棋士・梅沢由香里氏らが、「囲碁に若さと明るさを」という思いをこめて発足させた団体だ。
内容は、お笑い芸人・アンガールズ田中卓志氏との対談「囲碁トーーーク」や、棋士のスナップショットを満載した「囲碁打つ男はイケている(ハートマーク)」など、これまでの「囲碁雑誌」の常識を覆すものだった。
碁的を読んだ人からは、「完全に想像の上」「表紙は佳奈さん? 彼女にも何があった!?」「明日にでも日本棋院に行ってもらってこようかな」「雑誌ってこういうものだろ!!!!すげぇ!!!!」と絶賛の声。
「書体的には元ネタ『VOGUE』かね」「どう見ても『美的』」「次はどんなパロディになるのか楽しみ」など、他の雑誌のオマージュではないかという指摘もあがっていた。編集部は「ノーコメント」と沈黙を守り、読者の想像力をかきたてていた。
IGO AMIGOの公式アカウントでは、「IGO FESTIVAL(公式イベント)の前に『碁的』フィーバーがあれば」と残念がるも、「でも嬉しいです!!良かったね!編集長!!」と、ツイッター上での人気に喜びの声をあげていた。
「碁的」第3号・PDF版のダウンロードはこちら。
「私がどれだけミク厨か知らないんだな…」(21日)
21日、インターネットで人気の報道記者・岡田有花(@yukatan)氏が初音ミクを批判したと2ちゃんねるで騒ぎが起こり、話題はツイッターにまで波及した。
発端は、男性が書いた歌詞を女性シンガーが歌うことへの違和感について、記者がツイッターに書いたこと。「メルトとか一部のメジャーなミク曲の詞がすごく苦手」という発言が、「そういう曲を歌わせるのはキモい」「初音ミクが苦手」と曲解され、なぜか音楽プロデューサー・つんく氏(@tsunkuboy)まで巻き込む騒ぎとなった。
岡田記者は「わたしのことなぞまったく知らないミクファンがたくさんいるってことは、ミクが発売当初からは想像もつかないほど大きく広がったということで、うれしくもあるのです」と騒ぎを冷静に受け止めていた。
クリプトン・フューチャー・メディア社長の伊藤博之氏も「岡田記者は、ミク発売直後にうちの会社に電話してきて、ミクを世の中で一番最初に取材した人。初音ミクにとっては恩人ですよ」とアットマーク付きのコメントを寄せた。
周囲からは「IT戦士の知名度があんなに低い事に驚き」「初音ミクの宣伝に多大な貢献をしているなら、なおさら一部の(と言っても結構な割合の)初音ミクユーザーの遊び方を否定する発言はむしろ重みを増すと思う」という意見も上がっていた。

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